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2014年07月30日国内金は小幅ながら続落↓パラジウムは昨日に続き直近高値を更新し一段高へ↑

《金相場》29日のNY金相場は3営業日ぶりに値を下げ下落。中心の8月限は1トロイオンス1298.30ドル(-5.0ドル)と、3営業日ぶりに1300ドルを割って取引きを終了。
序盤は地政学リスクを意識した買いが入った事で一時1312ドルまで値を伸ばすなど堅調に推移。その後、外為市場でドルが上昇。他通貨に対し全面高となるなど反発した事や、米の経済指標の1つ、消費者信頼感指数が市場予想を上回った事などから、相場を圧迫。金は下げに転じ結局マイナス圏でこの日の取引きを終了した。今週はこの日29日から翌30日まで開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や、米の主要経済指標の発表が控えており、市場では様子を見極めたいとする動きが強かった。

国内の金相場も海外相場が下落した事を映し続落。買取ベースでは1gあたり4,566円(-3円)と、小幅ながら値を下げました。

 

《パラジウム相場》29日のNYパラジウム相場は反落。中心限月の9月物は1トロイオンス878.30ドル(-2.45ドル)と、3営業日ぶりに下げに転じ値を下げた。取引き序盤は金・プラチナの上昇を見てパラジウムも堅調に推移したが、次第に金・プラチナがマイナス圏に沈んだ事や、30日まで開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちから様子見姿勢が強く、薄商いの中パラジウムも売りが優勢となりマイナス圏でこの日の取引きを終了。ただ、 欧州連合(EU)は29日、マレーシア機墜落事件を受け、ロシアに対する大規模な制裁に踏み切る事で合意したと報じられた事で、下値は限られた。

国内のパラジウムは為替がドル高・円安に振れた事で続伸。買取では3,083円(+10円)と、昨日つけた直近高値を再び上抜き、13年4か月ぶりの高値を更新。今年に入り上昇を続けているパラジウムは本日までにgあたり+668円(+21.6%)。7月に入っても連日で高値を更新するなど、価格水準を一段切り上げて推移しており、月初来ではgあたり+167円(+5.4%)上伸しております。


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金は1トロイオンス1299.70ドル、パラジウムは881.95ドル、為替は1$102円11銭前後の値動きで推移しております。