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【金相場】週末25日のNY金相場は、ドル高の加速や、米株式市場で主要な株価指数が連日で最高値を更新するなか、安全資産とされる金は売りが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス1178.40ドル(-10.90ドル)と、マイナス圏で推移し続落して取引きを終了。前日が感謝祭の祝日となった上、この日は週末に当たるため、市場参加者が少なく商いが閑散とする中、序盤は前日の下げに対する買い戻しがやや優勢となり小高く推移した。ただその後は、米国株式相場が4営業日連続で取引時間中の史上最高値を更新するなど終日にわたり堅調に推移したことから、安全資産とされる金の魅力が低下し、相場は売り優勢に反転。外国為替市場では朝方にいったんドル売り・ユーロ買いが進んだものの、その後再びドルがじりじりと買い戻されたこともドル建てで取引される金商品に割高感を与え、引けにかけて下げ幅を広げる展開となった。
国内の金相場は、軟調となった週末のNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,610円(-17円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/28 4610円 (-17円)
11/25 4627円 (+25円)
11/24 4602円 (-26円)
11/22 4628円 (+17円)
11/21 4611円 (+14円)
11/18 4597円 (±0円)
11/17 4597円 (-4円)
11/16 4601円 (+41円)
11/15 4560円 (+48円)
11/14 4512円 (-122円)
直近10日間の金相場平均価格:4,595円/g
【パラジウム相場】週末25日のNYパラジウム相場は、感謝祭明けで全体的に薄商いとなった中、引続き米国株が堅調となったほか、週末を前にした持ち高調整買いに支えられ反発。中心限月の12月限は1トロイオンス741.05ドル(+3.65ドル)と、プラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前営業日相場の反動から買われた一方、ドル高の加速に押され序盤は売り買いが交錯した。その後、金やプラチナが軟調となった事を眺めて、パラジウムも一時売りに押されるも、米国株式市場で主要な株価指数が連日で最高値を更新するなど堅調となった事が好感し、パラジウムはプラスサイドに反転。その後も売り買いが交錯する中、週末を前にした持ち高調整買いに支えられ、結局買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買いが優った週末のNY相場を映して上伸。買取では1gあたり2,846円(+16円)と、直近では最長の9営業日続伸(2014年6月末相場以来)と強気地合いが継続。連日で年初来高値を上抜き、2015年10月26日相場以来およそ1年1ヵ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/28 2846円 (+16円)
11/25 2830円 (+38円)
11/24 2792円 (+65円)
11/22 2727円 (+11円)
11/21 2716円 (+21円)
11/18 2695円 (+60円)
11/17 2635円 (+21円)
11/16 2614円 (+60円)
11/15 2554円 (+119円)
11/14 2435円 (-76円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,684円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:35現在の金相場は1トロイオンス1195.30ドル、パラジウムは748.65ドル、為替は1$111円86銭前後の値動きで推移しております。