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【金相場】週明け28日のNY金相場は、ドル高の一服や、売り過剰感から買い戻しが入り上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1190.80ドル(+12.40ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日は主要な米経済指標の発表がなく新規の手掛かり材料が不足する中、外国為替市場で早朝までドルが対ユーロで売られたことに伴う割安感などから金が買われた。その後、為替相場が反転すると、上げ幅を縮小する場面もあったものの、前週末まで約9カ月半ぶりの安値水準付近を推移していたこともあり、安値拾いの買いやショートカバーが入って概ね堅調に推移した。
国内の金相場は、週明けのNY相場高を映すも、やや円高に振れた為替要因から下げを消化しマイナス圏で推移。買取ベースでは1gあたり4,597円(-13円)と続落し、軟調な動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/29 4597円 (-13円)
11/28 4610円 (-17円)
11/25 4627円 (+25円)
11/24 4602円 (-26円)
11/22 4628円 (+17円)
11/21 4611円 (+14円)
11/18 4597円 (±0円)
11/17 4597円 (-4円)
11/16 4601円 (+41円)
11/15 4560円 (+48円)
直近10日間の金相場平均価格:4,603円/g
【パラジウム相場】週明け28日のNYパラジウム相場は、ドル安に伴う割安感や、原油相場の上昇から上値追いの展開となり急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス758.00ドル(+15.10ドル)と、年初来高値を再度上抜き、中心終値では2015年6月3日相場以来およそ1年6ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、このところの強気地合いが継続し序盤より買いが先行した。また、外為市場ではドル高が一服した事や、金やプラチナなど他貴金属の上昇も好感され上げ幅を拡大。一時760ドル台まで値を伸ばす場面もあった。その後、米国株が軟調となった事から、やや下押されるも、年末を控えた需要増加観測や、原油相場の上昇、リスク選好地合いなどが支えとなり、一代高値を更新する展開となった。
国内のパラジウムは、週明けのNY相場が引き続き強気な動きとなった事を映して上伸。買取では1gあたり2,878円(+32円)と、直近では最長の10営業日続伸。連日で年初来高値を上抜き、2015年10月7日相場以来およそ1年2ヵ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/29 2878円 (+32円)
11/28 2846円 (+16円)
11/25 2830円 (+38円)
11/24 2792円 (+65円)
11/22 2727円 (+11円)
11/21 2716円 (+21円)
11/18 2695円 (+60円)
11/17 2635円 (+21円)
11/16 2614円 (+60円)
11/15 2554円 (+119円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,729円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1196.85ドル、パラジウムは759.70ドル、為替は1$112円02銭前後の値動きで推移しております。