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【金相場】週末9日のNY金相場は、リスク投資意欲の高まりやドル高による割高感を受けて売りが継続。中心限月の2月限は1トロイオンス1161.90ドル(-10.50ドル)と、マイナス圏で推移し、続落して取引きを終了。この日の金相場は、為替市場でドルが主要通貨に対して強含む展開となった事から、金は序盤より割高感が意識され相場を圧迫された。また、トランプ次期米政権による経済政策への期待が引き続き投資家のリスク選好意欲を高めており、ダウ工業株30種平均は取引時間中の過去最高値を3日連続で更新。リスクオンの地合いとなっていることも影響し、金はこの日も売り優勢となった。
国内の金相場は、週末のNY市場では引き続き売りが優ったものの、円の軟化を背景にプラス圏に浮上し上昇。買取ベースでは1gあたり4,592円(+7円)と、小幅ながら値を上げ小反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
12/12 4592円 (+7円)
12/09 4585円 (-10円)
12/08 4595円 (+8円)
12/07 4587円 (+4円)
12/06 4583円 (-26円)
12/05 4609円 (+10円)
12/02 4599円 (-16円)
12/01 4615円 (+28円)
11/30 4587円 (-10円)
11/29 4597円 (-13円)
直近10日間の金相場平均価格:4,595円/g
【パラジウム相場】週末9日のNYパラジウム相場は、原油高や株価上伸をはやして買われるも、ドルの急伸や他貴金属の軟調さが意識され反落。中心限月の3月限は1トロイオンス735.05ドル(-4.00ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤は買いが先行した。また、原油相場の上昇や、株式市場でも米NYダウが史上最高値を3連日で更新するなど、リスクオンの地合いが相場を押し上げ、一時750ドル圏内まで上昇した。ただ、その後は外為市場でドルがユーロなどに対して急伸した事から、ドル建てのパラジウムは、金やプラチナなど他貴金属同様に割高感に押されたほか、週末を前にした持ち高調整などに売り戻され、結局マイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、週末のNY相場安を映すも、円安の進行が材料となり上昇。買取では1gあたり2,862円(+32円)と、プラス圏で推移し続伸しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/12 2862円 (+32円)
12/09 2830円 (+10円)
12/08 2819円 (-21円)
12/07 2840円 (-33円)
12/06 2873円 (+38円)
12/05 2835円 (-65円)
12/02 2900円 (-86円)
12/01 2986円 (+81円)
11/30 2905円 (+27円)
11/29 2878円 (+32円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,871円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:25現在の金相場は1トロイオンス1161.85ドル、パラジウムは737.50ドル、為替は1$115円24銭前後の値動きで推移しております。