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【金相場】週明け19日のNY金相場は、地政学的な緊張が米利上げへの期待感やドル高の影響を相殺し上伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1142.70ドル(+5.30ドル)と続伸し、プラス圏で取引きを終了。この日の金相場は、売り過剰感から買いが優った前週末相場の流れを引き継ぎ序盤より小高く推移した。また、外為市場ではドルが対ユーロなどで売られたほか、無人潜水機をめぐる米中のつばぜり合いや、トルコでロシア大使が銃撃され死亡した事件など、地政学リスクの高まりが、安全資産の金を買う動きにつながり上げ幅を拡大した。ただ、その後はイエレンFRB議長の講演を受けて、前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に強まった来年の利上げペースの加速が改めて意識され、取引き終了間際に伸び悩む展開となった。
国内の金相場は、海外相場では買いが優り上伸したものの、為替が円高に振れた事を受けて反落。買取ベースでは1gあたり4,586円(-15円)と、前日の上げを戻し、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
12/20 4586円 (-15円)
12/19 4583円 (+18円)
12/16 4583円 (-24円)
12/15 4607円 (+19円)
12/14 4588円 (-7円)
12/13 4595円 (+3円)
12/12 4592円 (+7円)
12/09 4585円 (-10円)
12/08 4595円 (+8円)
12/07 4587円 (+4円)
直近10日間の金相場平均価格:4,592円/g
【パラジウム相場】週明け19日のNYパラジウム相場は、クリスマス休暇と年末年始を前に取引が細る中、持ち高調整売りに押され軟調地合いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス678.70ドル(-18.55ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前週末相場の安値反動から序盤は買い戻しが入りプラス圏で推移した。また、外為市場ではドル過熱感が一服し、対ユーロなどで売られた事で割安感が生じた事も相場の支えとなった。ただ、その後は地政学リスクの高まりや、クリスマス休暇と年末年始を前にした持ち高調整売りに押され売り優勢に反転。イエレンFRB議長による来年の利上げペース加速を裏付ける講演内容も圧迫材料となり、結局この日もマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売り地合いが継続した週明けのNY相場安や、円高の流れを受けて軟調地合いが継続。買取では1gあたり2,684円(-75円)と、マイナス圏で推移し3営業日続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/20 2759円 (-33円)
12/19 2759円 (-33円)
12/16 2792円 (-81円)
12/15 2873円 (+27円)
12/14 2846円 (+33円)
12/13 2813円 (-49円)
12/12 2862円 (+32円)
12/09 2830円 (+10円)
12/08 2819円 (-21円)
12/07 2840円 (-33円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,812円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1140.70ドル、パラジウムは679.75ドル、為替は1$117円47銭前後の値動きで推移しております。