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【金相場】20日のNY金相場は、ドルの上昇が重しとなったほか、リスク選好地合いに押され3営業日ぶりに反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1133.60ドル(-9.10ドル)と、この日は売り優勢で取引きを終了。前日にはロシア駐トルコ大使が警官に射殺されたほか、ドイツではクリスマス市にトラックが突入して多数の死傷者が発生。さらに、スイスでもモスク(イスラム礼拝所)で3人が銃撃されるなど、テロとみられる事件が相次いだことから、金は安全資産として一時的に買われるも、この日は逃避需要が一服し外為市場ではドル買いが進行。ドル建ての金商品は売りが膨らみ序盤より弱含む展開となった。また、欧州株価の上昇や、続く米国株も史上最高値を更新するなど、リスク選好地合いに金は圧迫され、この日は売り優勢の展開となった。
国内の金相場は、NY市場では3日ぶりに下振れたものの、為替が円安に傾斜した事を受けて小反発。買取ベースでは1gあたり4,589円(+3円)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を上げプラス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
12/21 4589円 (+3円)
12/20 4586円 (-15円)
12/19 4583円 (+18円)
12/16 4583円 (-24円)
12/15 4607円 (+19円)
12/14 4588円 (-7円)
12/13 4595円 (+3円)
12/12 4592円 (+7円)
12/09 4585円 (-10円)
12/08 4595円 (+8円)
直近10日間の金相場平均価格:4,592円/g
【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、リスク選好地合いに支えられるも、ドル高進行を背景に相場を圧迫され調整地合いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス670.85ドル(-7.85ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、軟調となった前日までの安値反動から序盤は買い戻しが入り小高く推移した。一方、外為市場ではドルが対主要通貨で買われると、ドル建てのパラジウムは相場を圧迫され、マイナス圏に沈下した。加えて、クリスマスや年末を控えた持ち高調整売りや、金・プラチナの下げも意識され一時下げ幅を拡大するも、原油相場の上昇や、米国株が史上最高値を付けるなど、リスク選好地合いが支えとなり安値から持ち直す場面もあった。」
国内のパラジウムは、引き続き調整地合いとなったNY相場を映して軟調に推移。買取では1gあたり2,646円(-38円)と、マイナス圏で推移し4営業日続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/21 2646円 (-38円)
12/20 2759円 (-33円)
12/19 2759円 (-33円)
12/16 2792円 (-81円)
12/15 2873円 (+27円)
12/14 2846円 (+33円)
12/13 2813円 (-49円)
12/12 2862円 (+32円)
12/09 2830円 (+10円)
12/08 2819円 (-21円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,792円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1136.85ドル、パラジウムは667.90ドル、為替は1$117円65銭前後の値動きで推移しております。