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【金相場】週明け27日のNY金相場は、全体的に薄商いとなる中、安値拾いの買いなどに支えられ続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1138.80ドル(+5.20ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日はクリスマス休暇明けで市場参加者も少なく、全体的に薄商いとなる中、ショートカバーや、安値拾いなどから時間外取引において買いが先行した流れを継いで序盤より小高く推移した。しかし、この日発表の米国の10月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数、12月消費者信頼感指数、12月リッチモンド連銀製造業指数のどれもが予想を上回る伸びを記録。ドル高に振れる場面では金商品は上値を抑えられ、上昇幅を縮小する展開となった。ロンドン市場が休場だったほか、年末年始を控えて連休を取る市場参加者も多く、この日は全体的に薄商いだった。
【パラジウム相場】連休明け27日のNYパラジウム相場は、このところの売り過剰感による買い戻しや、米国景気の拡大観測をはやして大幅上昇。中心限月の3月限は1トロイオンス673.80ドル(+18.95ドル)と、8営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、前営業日までの7日連続安に対する反動から時間外取引きより買いが先行し堅調に推移。また、外為市場ではドル買いが一服した事による割安感や、原油相場の上昇、金やプラチナ高も材料視されたほか、発表された米国経済指標が軒並み良好な内容となった事から、同国景気の拡大観測も意識され上げ幅を拡大。一時678.50ドルまで値を伸ばす場面もあった。一方、ドルの戻りや年末年始を控えて手じまう市場参加者も多く、その後は上値を抑える展開となった。
12:25現在の金相場は1トロイオンス1143.50ドル、パラジウムは679.75ドル、為替は1$117円62銭前後の値動きで推移。