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2017年01月05日連休明けの国内貴金属は軒並み急騰↑金はおよそ3ヶ月半ぶりの高値に戻したほか、パラジウムも一段高へ。

【金相場】4日のNY金相場は、対ユーロでのドル安を背景に買われ小幅続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1165.30ドル(+3.30ドル)と、昨年12月12日以来およそ3週間ぶり高値に戻して取引きを終了。この日は、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移した。また、外国為替相場では対ユーロでのドル安を背景にドル建てで取引される金商品に割安感が生じたほか、中国の旧正月を控えた現物需要の高まりや、ショートカバーの買いにも支えられ上げ幅を拡大した。その後、ドルの買い戻しを眺めて上げ幅を縮小し、結局小幅高で取引きを終えた。引け後に発表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、トランプ次期米政権が掲げた財政拡張を念頭に、多くのメンバーが経済情勢次第で速やかな利上げが必要になると主張したが、こちらに対する相場の反応は限定的だった。

連休明けの国内金相場は、大きく値を上げ急騰。買取ベースでは1gあたり4,689円(+121円)と、昨年最終営業日(27日相場比)で+2.6%の上昇。昨年9月12日相場以来およそ3ヶ月半ぶりの高値となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

01/05   4689円 (+121円)

12/27   4568円 (-10円)

12/26   4578円 (+3円)

12/22   4575円 (-14円)

12/21   4589円 (+3円)

12/20   4586円 (-15円)

12/19   4583円 (+18円)

12/16   4583円 (-24円)

12/15   4607円 (+19円)

12/14   4588円 (-7円)

直近10日間の金相場平均価格:4,596円/g




【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、米国と中国の製造業指標が改善したことや、米国景気の拡大観測からこの日も大きく買われ急伸。中心限月の3月限は1トロイオンス738.80ドル(+28.90ドル)と、4営業日続伸し、中心終値では昨年12月8日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、大きく値を伸ばした前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移。また、米国と中国の製造業指標が改善したことから、自動車メーカーからの需要が伸びるとの観測が強まったほか、ドル高の一服を受けた割安感からも買いが入り上げ幅を拡大した。このほか、原油高や米国株の上昇もプラス材料となり、この日も前日に続いて大幅高で取引きを終えた。このところの安値反動や、需給バランスから買いを集めたパラジウムは、この日を含め4営業日続伸。4日間の上げ幅は+71.95ドル(およそ10%高)となった。

連休明けの国内パラジウムは、年末年始のNY相場の急騰を映して一段高へ。買取では1gあたり2,954円(+324円)と、2015年6月19日相場ぶりの高値を付けた昨年12月1日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/05   2934円 (+324円)

12/27   2630円 (±0円)

12/26   2630円 (+11円)

12/22   2619円 (-27円)

12/21   2646円 (-38円)

12/20   2759円 (-33円)

12/19   2759円 (-33円)

12/16   2792円 (-81円)

12/15   2873円 (+27円)

12/14   2846円 (+33円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,743円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1174.35ドル、パラジウムは747.55ドル、為替は1$116円55銭前後の値動きで推移しております。