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【金相場】5日のNY金相場は、ドル安・ユーロ高を受けた割安感を追い風に買いが膨らみ、3営業日続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1181.30ドル(+16.00ドル)と、中心終値では昨年11月29日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、買いが優った前日までの堅調地合いを引き継ぎ序盤より買いが先行。また、発表された米国の12月ADP全国雇用者数が冴えない内容となった事から、外為市場ではドルが対ユーロで軟化。ドル建てで取引される金商品に割安感が強まり、金を買う動きが活発化したほか、中国の春節(旧正月)を控えて現物需要が拡大していることも相場の支援材料となり、この日も買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、NY市場では引き続き買いが優り堅調地合いが継続したものの、為替が円高に振れた事から上げを相殺され小幅安に。買取ベースでは1gあたり4,684円(-5円)と、ほぼ横ばい圏ながら反落し、前日に付けたおよそ3ヶ月半ぶり(昨年9月12日相場以来)の高値からやや値を戻す展開となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
01/06 4684円 (-5円)
01/05 4689円 (+121円)
12/27 4568円 (-10円)
12/26 4578円 (+3円)
12/22 4575円 (-14円)
12/21 4589円 (+3円)
12/20 4586円 (-15円)
12/19 4583円 (+18円)
12/16 4583円 (-24円)
12/15 4607円 (+19円)
直近10日間の金相場平均価格:4,606円/g
【パラジウム相場】5日のNYパラジウム相場は、ドル安を背景に買われるも、前日までの急騰に対する利益確定売りに押され小反落。中心限月の3月限は1トロイオンス738.20ドル(-0.60ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を下げ、5営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日のパラジウムは、およそ1ヶ月ぶりの高値を付けるなど急伸した前日相場の流れを引き継ぎ序盤は小高く推移した。また、ドル安による割安感や、米国自動車販売の堅調さが材料視され買いが活発化。相場は一時750ドル台まで値を伸ばす場面もあった。ただ、その後は前日までの4日間で11%上昇するなど急ピッチで上げ幅を拡大した事による目先の利益確定売りが出たほか、市場ではトランプ次期大統領の政策が及ぼす影響をめぐる不透明感が警戒されリスクオフに傾斜した事も相場の重しとなり、買いの勢いは後退。前日終値近辺まで値を戻した後は、売り買いが交錯し小動きな展開となった。
国内のパラジウムは、小幅ながら下振れたNY相場や円高材料から売りが進み反落。買取では1gあたり2,911円(-43円)と、前日の急騰から一服し、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/06 2911円 (-43円)
01/05 2954円 (+324円)
12/27 2630円 (±0円)
12/26 2630円 (+11円)
12/22 2619円 (-27円)
12/21 2646円 (-38円)
12/20 2759円 (-33円)
12/19 2759円 (-33円)
12/16 2792円 (-81円)
12/15 2873円 (+27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,750円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1179.70ドル、パラジウムは740.65ドル、為替は1$115円80銭前後の値動きで推移しております。