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【金相場】週末13日のNY金相場は、前日におよそ2カ月ぶりに節目の1200ドルを上回っており、この日は利益確定の売りが出たほか、ドル高に相場を圧迫され反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1196.20ドル(-3.60ドル)と、5営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。前日の清算値がおよそ2ヶ月ぶりの高値を付けた反動から、この日は利益確定の売りや持ち高調整目的の売りが先行し序盤より軟調に推移した。また、米商務省が発表した2016年12月の小売売上高は前月比0.6%増と、市場予想とほぼ一致。同時に発表された12月の卸売物価指数(PPI)は全体が前月比0.3%増と予想とほぼ並び、コア指数は予想を若干上回った。まずまず堅調な指標内容を受けて対ユーロでドルが買われたことから、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じ相場を圧迫されるも、売りが一巡した後は、安値拾いの買い支えもあり終盤にかけて下げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、時間外取引で買い戻されたNY相場を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,727円(+13円)と、反発し年初来高値を更新。昨年9月6日相場以来およそ4ヶ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
01/16 4727円 (+13円)
01/13 4714円 (-6円)
01/12 4720円 (+1円)
01/11 4719円 (+10円)
01/10 4709円 (+25円)
01/06 4684円 (-5円)
01/05 4689円 (+121円)
12/27 4568円 (-10円)
12/26 4578円 (+3円)
12/22 4575円 (-14円)
直近10日間の金相場平均価格:4,668円/g
【パラジウム相場】週末13日のNYパラジウム相場は、このところの高値推移による利益確定売りや、ドル高・原油安が重しとなり反落。中心限月の3月限は1トロイオンス749.15ドル(-16.10ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までにおよそ1ヶ月ぶりの高値圏で推移した反動から、序盤より利益確定売りに押され軟調に推移した。また、外為市場ではドルが買われたことによる割高感や、中国株の下落、原油安が重しとなり売りが進行。一時この日の安値744.35ドルまで値を下げる場面もあった。その後はドル売りを受けて買い戻しが入るも、大きな買いにはつながらず、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売りに反転した週末のNY相場を映して反落。買取では1gあたり2,932円(-38円)と、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/16 2932円 (-38円)
01/13 2970円 (+11円)
01/12 2959円 (-43円)
01/11 3002円 (+5円)
01/10 2997円 (+86円)
01/06 2911円 (-43円)
01/05 2954円 (+324円)
12/27 2630円 (±0円)
12/26 2630円 (+11円)
12/22 2619円 (-27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,860円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1205.80ドル、パラジウムは753.35ドル、為替は1$114円04銭前後の値動きで推移しております。