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【金相場】18日のNY金相場は、約2カ月ぶりの高値を付けた前日の反動で持ち高調整の売りがやや優勢となり小反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1212.10ドル(-0.80ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に下振れマイナス圏で取引きを終了。朝方発表された昨年12月の消費者物価指数(CPI)が堅調な内容となった事から、外為市場ではドルの買い戻しが一時加速。ドル建ての金商品は割高感に圧迫されて序盤は軟調に推移していた。その後、ドル売りが再燃する中、金商品はいったんプラス圏に浮上。米大統領就任式が20日に迫る中、トランプ次期大統領の経済政策を巡る不透明感が根強いため、安全資産を物色する流れは継続する展開となった。ただ、この日の清算値確定後にイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予定されており、発言から金融政策に関する手掛かりを得たいとの思惑もくすぶり、売り買いが交錯する中で利益確定売りも出た事から結局小幅安で引けた。
国内の金相場は、NY市場では小幅安に振れるも、円安要因から下げを戻し上昇。買取ベースでは1gあたり4,747円(+32円)と、3営業日ぶりに反発し年初来高値を再更新。直近高値を抜いて、2016年8月5日相場以来およそ5カ月ぶりの高値を付けるなど一段高となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
01/19 4747円 (+32円)
01/18 4715円 (-3円)
01/17 4718円 (-9円)
01/16 4727円 (+13円)
01/13 4714円 (-6円)
01/12 4720円 (+1円)
01/11 4719円 (+10円)
01/10 4709円 (+25円)
01/06 4684円 (-5円)
01/05 4689円 (+121円)
直近10日間の金相場平均価格:4,714円/g
【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、全体的に小動きな展開の中、ドルの買い戻しに圧迫され小反落。中心限月の3月限は1トロイオンス751.00ドル(-2.00ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の反動から序盤より売りが先行した。また、外為市場ではドルが買い戻された事から、割高感が意識され相場を圧迫。原油安や株安も材料となり下げ幅を拡大した。ただ、その後は売り過剰感から安値拾いが入ったほか、ドル高が一服する場面では再度買い戻しに転じ、下げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、小幅に値を下げたNY相場安を映すも、円の軟化を背景に買われ上昇。買取では1gあたり2,932円(+38円)と、4営業日ぶりにプラスに転じ、2,900円台に値戻す展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/19 2932円 (+38円)
01/18 2894円 (±0円)
01/17 2894円 (-38円)
01/16 2932円 (-38円)
01/13 2970円 (+11円)
01/12 2959円 (-43円)
01/11 3002円 (+5円)
01/10 2997円 (+86円)
01/06 2911円 (-43円)
01/05 2954円 (+324円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,945円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:35現在の金相場は1トロイオンス1205.45ドル、パラジウムは751.60ドル、為替は1$114円48銭前後の値動きで推移しております。