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【金相場】26日のNY金相場は、ドル高による割高感や、米国株高などリスク選好地合いに押され3営業日続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1189.80ドル(-8.00ドル)と、この日も売り優勢で取引きを終了。この日の金相場は、未明に進んだドル高が重しとなり、序盤より売りが先行した。その後、発表された米国経済指標が強弱まちまちな内容となった事から、ドル高が一服。金はやや買い戻される場面もあったが、米国株価が最高値圏で推移していることを背景に、リスク選好の色合いがやや強まっていることも影響し、プラス圏には届かなかった。このほか、現物需要大国であるインド勢が買いを手控えている上、春節(旧正月)期間を迎えて中国での需要が減退しているのも一要因となった。
国内の金相場は、NY市場では引き続き売りが優ったものの、円安要因から下げを消化し小反発。買取ベースでは1gあたり4,682(+5円)と、小幅ながら値を上げ、本日貴金属では唯一プラス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
01/27 4682円 (+5円)
01/26 4677円 (-52円)
01/25 4729円 (+8円)
01/24 4721円 (-33円)
01/23 4754円 (-4円)
01/20 4758円 (+11円)
01/19 4747円 (+32円)
01/18 4715円 (-3円)
01/17 4718円 (-9円)
01/16 4727円 (+13円)
直近10日間の金相場平均価格:4,723円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、前日に続き利益確定売りが優った事や、ドル高に押され軟調に推移。中心限月の3月限は1トロイオンス724.45ドル(-11.65ドル)と、続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、高値修正から急落した前日相場の流れを引き継ぎ、序盤より小安く推移した。また、朝方進んだドル高に相場を圧迫されたほか、引き続き利益確定売りが進み下げ幅を拡大。一時720ドルを割り込む場面もあった。ただ、その後はドル買いが一服した事や、売り過剰感、米国株価が最高値圏で推移している事が意識され下げ幅を縮小。原油相場の急反発も材料となり、引けにかけてやや反発が強まる展開となった。
国内のパラジウムは、引き続き売り優勢となったNY相場を映して、軟調地合いが継続。買取では1gあたり2,813円(-38円)と、本日もマイナス圏で推移し続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/27 2,813円 (-38円)
01/26 2,851円 (-211円)
01/25 3,062円 (+70円)
01/24 2,992円 (-81円)
01/23 3,073円 (+114円)
01/20 2959円 (+27円)
01/19 2932円 (+38円)
01/18 2894円 (±0円)
01/17 2894円 (-38円)
01/16 2932円 (-38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,940円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:40現在の金相場は1トロイオンス1188.70ドル、パラジウムは725.35ドル、為替は1$114円87銭前後の値動きで推移しております。