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【金相場】週末27日のNY金相場は、リスク選好の流れが継続する中、安全資産に対する需要は減退し小幅続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1188.40ドル(-1.40ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ、4営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、外国為替市場でドルが主要通貨に対して上昇した事を受けて、ドル建ての金商品は相場を圧迫され序盤より売りが先行した。一方、米商務省が朝方発表した2016年10~12月期の実質GDP(国内総生産)速報値は季節調整済み年率換算で前期比1.9%増となり、伸び率は前期から大幅に鈍化。12月の耐久財受注も市場の予想に反して減少したのを受けて、外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが活発化。前日夕から早朝まで軟調に推移していた金相場は徐々に下げ幅を縮小し、取引終了にかけて買い戻しが強まる展開となった。
国内の金相場は、週末のNY相場では小幅安に振れたものの、時間外での戻りを映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,713円(+31円)と、プラス圏で推移し続伸しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
01/30 4713円 (+31円)
01/27 4682円 (+5円)
01/26 4677円 (-52円)
01/25 4729円 (+8円)
01/24 4721円 (-33円)
01/23 4754円 (-4円)
01/20 4758円 (+11円)
01/19 4747円 (+32円)
01/18 4715円 (-3円)
01/17 4718円 (-9円)
直近10日間の金相場平均価格:4,721円/g
【パラジウム相場】週末27日のNYパラジウム相場は、このところの売り過剰感による買い戻しや、ドルの反落、需要増加観測が意識され大幅反発。中心限月の3月限は1トロイオンス738.60ドル(+14.15ドル)と、3営業日ぶりに値を上げて取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高に押されながら、軟調となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤は小安く推移した。一方、朝方発表された米国の経済指標が冴えない内容となった事を受けて、ドル買いが一服。ドル建てのパラジウムは割安感から買い戻されたほか、このところの売り過剰感が意識され、一時740ドルを超えるなど急速に上げ幅を拡大した。その後、米国株が小動きな展開となった事から、やや上値を抑えられるも、週末を前にした持ち高調整買いに支えられ、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調となった週末のNY相場を映して上昇。買取では1gあたり2,889円(+76円)と、値を上げ、3営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/30 2,889円 (+76円)
01/27 2,813円 (-38円)
01/26 2,851円 (-211円)
01/25 3,062円 (+70円)
01/24 2,992円 (-81円)
01/23 3,073円 (+114円)
01/20 2959円 (+27円)
01/19 2932円 (+38円)
01/18 2894円 (±0円)
01/17 2894円 (-38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,936円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:35現在の金相場は1トロイオンス1196.85ドル、パラジウムは740.55ドル、為替は1$114円42銭前後の値動きで推移しております。