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2017年02月06日国内貴金属はパラジウムを除いて上昇↑金はおよそ2週間ぶりの高値に回復。

【金相場】週末3日のNY金相場は、米雇用統計で賃金インフレの鈍化が示されたことで買い戻しが入り上伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1220.80ドル(+1.40ドル)と、小幅に値を上げ続伸して取引きを終了。この日の金相場は、序盤はやや売りが先行し小安く推移した後、発表された米雇用統計を受けて売り買いが交錯する展開となった。1月の米雇用統計では、就業者数が4カ月ぶりの増加幅を記録したが、失業率は小幅に上昇。一方、平均時給の伸びは前年同月比2.8%増から2.5%増に鈍化し、賃金インフレが抑えられていることが明らかになったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを急ぐ必要がないとの見方も浮上、金利を生まない金塊にとっては追い風となった。 その後も、米サプライ管理協会(ISM)が発表した1月の非製造業景況指数は上昇予想に反して低下。これが買い戻しの流れに拍車を掛け、金商品は引けにかけてプラス圏に浮上した。

国内の金相場は、小幅ながら値を伸ばした週末のNY相場を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,733円(+18円)と、ここ最近の高値を抜いて、先月23日相場(およそ2週間)ぶりの高値に回復しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

02/06   4733円 (+18円)

02/03   4715円 (±0円)

02/02   4715円 (+15円)

02/01   4700円 (+23円)

01/31   4677円 (-36円)

01/30   4713円 (+31円)

01/27   4682円 (+5円)

01/26   4677円 (-52円)

01/25   4729円 (+8円)

01/24   4721円 (-33円)

直近10日間の金相場平均価格:4,706円/g



【パラジウム相場】週末3日のNYパラジウム相場は、ドルの動きや低調な内容となった米経済指標が重しとなり軟調に推移。中心限月の3月限は1トロイオンス749.00ドル(-10.05ドル)と、続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、外為市場でドルが対円などで堅調に推移した早朝の時間帯より売りに押され軟調に推移した。また、発表された1月の米雇用統計結果を受けて売り圧力が強まったほか、続く米サプライ管理協会(ISM)が発表した1月の非製造業景況指数が冴えない内容となった事も材料視され下げ幅を拡大した。ただ、その後は大幅上昇となった米国株や、原油高、ドルの軟化を背景に切り返しに反転。金やプラチナの上昇も意識されやや持ち直す展開となった。

国内のパラジウムは、売り優勢となった週末のNY相場を映して軟調に推移。買取では1gあたり2,873円(-48円)と、本日貴金属では唯一マイナス圏で推移し続落しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/06   2873円 (-48円)

02/03   2921円 (-22円)

02/02   2943円 (+38円)

02/01   2905円 (+27円)

01/31   2878円 (-11円)

01/30   2889円 (+76円)

01/27   2813円 (-38円)

01/26   2851円 (-211円)

01/25   3062円 (+70円)

01/24   2992円 (-81円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,913円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1226.40ドル、パラジウムは753.95ドル、為替は1$112円40銭前後の値動きで推移しております。