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《金相場》先週末15日の金相場は反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1306.20ドル(-9.50ドル)と、4営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。金消費大国のインドや中国など(いずれも金需要、世界1位、2位)での需要の低下が見られたことで時間外取引中から売りが優勢となり、マイナス圏で推移。その後も、米の経済指標が良好な内容となった事で、売り圧力が強まり一時金相場は1293ドルまで軟化。しかし、その後ウクライナ軍が、ウクライナ国境を越境したロシア軍の装甲車を砲撃、破壊したことが報じられると、一転して市場のリスク回避志向が高まり、買い戻された事で急速に下げ幅を縮小。再び1300ドルを超えて週末の取引きを終了した。
先週末(15日)のNY金相場は、前週末(8日)終値比 1トロイオンス-4.8ドル(-0.3%)と、マイナスで越週となりました。 5営業日(11日?15日)の金平均価格は1トロイオンス1311.5ドル。
【NY金相場 先週の値動き(8月11日~8月15日)】
8/11 1310.5ドル (-0.5ドル)
8/12 1310.6ドル (+0.1ドル)
8/13 1314.5ドル (+3.9ドル)
8/14 1315.7ドル (+1.2ドル)
8/15 1306.2ドル (-9.5ドル)
※前週末比:1トロイオンス-4.8ドル(-0.3%)
(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1311.5ドル)
連休明けの国内の金相場は小幅に値を下げ反落。買取ベースでは1gあたり4,586円(-19円)となっております。
《パラジウム相場》先週末15日のNYパラジウム相場は大きく続伸。中心の9限月は1トロイオンス894.50ドル(+8.35ドル)と、8連日で値を伸ばし前日につけた直近高値を上抜いて、2001年2月以来およそ13年半ぶりの高値を更新して終了。取引き序盤は金をはじめ貴金属全般が軟調に推移。パラジウムも売りが優勢となり880ドルを下回って推移していたが、ウクライナ軍が、国境を越境したロシア軍の装甲車を砲撃、破壊したことが報じられると、急速にプラス圏に浮上。前日につけた直近高値を抜いて、890ドル超まで急伸し、結局2001年2月以来およそ13年半ぶりの高値を更新して週末の取引きを終了した。8営業日続伸は6月23日~7月8日まで続いた11営業日続伸以来、年初来では2番目の長さ。
先週(8月11日~8月15日)のNYパラジウム相場は前日プラス圏で推移。週末終値(8月15日:894.50ドル)では、前週末(8月8日)終値比 1トロイオンス+34.00ドル(+3.8%)と、プラスで越週となりました。 5営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス882.99ドルと、年初来では最高値圏で推移。
【NYパラジウム相場 先週の値動き(8月11日~8月15日)】
8/11 874.70ドル (+14.20ドル)
8/12 878.00ドル (+3.30ドル)
8/13 881.60ドル (+3.60ドル)
8/14 886.15ドル (+4.55ドル)
8/15 894.50ドル (+8.35ドル)
※前週末比:1トロイオンス+34.00ドル(+3.8%)
連休明けの国内のパラジウム相場は海外相場の上昇を映し大幅に続伸。買取では3,137円(+81円)と、直近の高値(7月31日相場:3,100円)を上抜き、2001年3月28日相場以来およそ13年5カ月ぶりの高値を更新。再び3,100円台に価格をのせるなど一段高へ上昇しました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:30現在の金は1トロイオンス1298.90ドル、パラジウムは893.85ドル、為替は1$102円31銭前後の値動きで推移しております。