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【金相場】23日のNY金相場は、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC、1月31日~2月1日開催)議事要旨を受けた買い戻しや、ドル安の流れが支えとなり上昇。中心限月の4月限は1トロイオンス1251.40ドル(+18.10ドル)と、4営業日ぶりに反発し、年初来高値を更新。中心終値では2016年11月10日相場以来およそ3ヵ月半ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、売りが続いた前日までの安値反動や、前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、参加者らが「かなり早期」の利上げを適切としつつも、トランプ米政権の政策の不確実性を強く警戒していることが明らかになった。市場はこの議事要旨内容を想定よりもハト派的と受け止め、次回3月の会合での利上げ観測が後退し、発表直後より金は買い戻しが強まり前日終値を抜くなど堅調に推移した。また、外為市場ではドルが主要通貨に対して軟化した事も割安感につながったほか、米欧の政局不透明感も引き続き意識され、この日は終始買い優勢の展開となった。
国内の金相場は、大幅高となったNY相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり4,838円(+21円)と、ここ最近の高値を上抜き、2016年7月20日相場以来およそ7ヵ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
02/24 4838円 (+21円)
02/23 4817円 (-5円)
02/22 4822円 (+9円)
02/21 4813円 (+19円)
02/18 4794円 (-25円)
02/17 4819円 (-16円)
02/16 4835円 (+14円)
02/15 4821円 (+31円)
02/14 4790円 (-24円)
02/13 4814円 (+41円)
直近10日間の金相場平均価格:4,816円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や、このところの売り過剰感の台頭が意識され反発。中心限月の3月限は1トロイオンス773.30ドル(+4.25ドル)と、他貴金属同様に4営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日までの流れを引き継いだほか、軟調に推移しているプラチナの値動きを眺めて、序盤は小安く推移した。一方、売り一巡後は、前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、金融市場では3月の利上げ観測が後退し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急いでいないとの見方が広がった事を背景にドル安が進行。ドル建てのパラジウムは割安感が意識されたほか、金やプラチナなどの上昇、米国株の高値更新が相場の支えとなり、この日は4営業日ぶりに値を上げる展開となった。
国内のパラジウムは、値動きなしの横ばい。買取では1gあたり2,959円(±0円)と、前日比変わらずの値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/24 2959円 (±0円)
02/23 2959円 (-54円)
02/22 3013円 (+32円)
02/21 2981円 (±0円)
02/18 2981円 (-70円)
02/17 3051円 (-11円)
02/16 3062円 (+27円)
02/15 3035円 (+38円)
02/14 2997円 (-43円)
02/13 3040円 (+81円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,008円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1252.45ドル、パラジウムは777.20ドル、為替は1$112円79銭前後の値動きで推移しております。