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【金相場】28日のNY金相場は、このところの高値推移に伴う利益確定売りに押され小反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1253.90ドル(-4.90ドル)と、4営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日は、前日におよそ3カ月半ぶりの高値を更新していたことから、序盤より利益確定の売りが出ておおむね軟調に推移した。その後、発表された2016年10月~12月期の実質GDP(国内総生産)改定値は季節調整済み年率換算で前期比1.9%増と、1月の速報値と一致、市場予想を下回った。一方、2月の消費者景気信頼感指数と2月のシカゴ地域の景況指数(シカゴPMI)は共に前月から上昇し、市場予想も上回るなど強弱まちまちとなった経済指標を受けて、相場も小動きながら売り買いが交錯する展開となった。ただ、外国為替市場では対ユーロでドルが売られ、これに伴う割安感から昼ごろ一時プラス圏に浮上する場面もあったが、トランプ米大統領の議会演説を控えて再び利食い売りの動きに押され、結局小幅安に振れて取引きを終えた。
国内の金相場は、4営業日ぶりに値を下げたNY相場を映して小反落。買取ベースでは1gあたり4,843円(-7円)と、小幅ながら値を下げ、上値追いが一服。本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
03/01 4843円 (-7円)
02/28 4850円 (+13円)
02/27 4837円 (-1円)
02/24 4838円 (+21円)
02/23 4817円 (-5円)
02/22 4822円 (+9円)
02/21 4813円 (+19円)
02/18 4794円 (-25円)
02/17 4819円 (-16円)
02/16 4835円 (+14円)
直近10日間の金相場平均価格:4,827円/g
【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、前日の上げ幅を戻して反落。中心限月の6月限は1トロイオンス771.70ドル(-13.30ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日の流れを引き継ぎ序盤は小高く推移した。その後、一部で利益確定の売りや、ドルの値動きを眺めて、相場は次第に売り優勢に反転。発表された米GDPが予想を下回った事や、原油や米国株の下げも意識され下げ幅を拡大した。市場では、トランプ米大統領の施政方針演説を前に、内容を見極めたいとした様子見も強かった。
国内のパラジウムは、軟調に推移したNY相市場を映して反落。買取では1gあたり2,970円(-22円)と、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/01 2970円 (-22円)
02/28 2992円 (+60円)
02/27 2932円 (-27円)
02/24 2959円 (±0円)
02/23 2959円 (-54円)
02/22 3013円 (+32円)
02/21 2981円 (±0円)
02/18 2981円 (-70円)
02/17 3051円 (-11円)
02/16 3062円 (+27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,990円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1246.70ドル、パラジウムは772.85ドル、為替は1$113円12銭前後の値動きで推移しております。