相場情報

毎日の地金や貴金属などの相場動向、世界情勢やマーケット市況などをご紹介。

相場情報

HOME > 相場情報

2014年08月22日パラジウムが大きく反発↑国内では直近高値圏まで再び上昇。

21日のニューヨークパラジウム相場は反発。中心月の9月限は1トロイオンス879.90ドル(+11.45ドル)と、3営業日ぶりに大きく値を上げ取引きを終了。序盤は他貴金属同様に軟調に推移するも、前2日間に値を下げた反動から買い戻された事で相場は一時880ドル超まで上昇するなど急伸。その後も880ドルを挟む展開で推移し、同白金族のプラチナが弱気で推移する中、結局パラジウムは前日終値を大きく上回り、3営業日ぶりにプラスに転じてこの日の取引きを終了した。

国内のパラジウム相場は海外相場が反発した事や、為替がドル高・円安に振れた事もあって大きく反発。買取では3,137円(+54円)と、値を下げていた前2営業日の下げ幅を値戻し、週初めにつけた直近の高値圏まで再び上昇しました。

今週5日間の国内パラジウムは、値を上げた日が3日(18日・19・22日)、値を下げた日が2日(20日・21日)となっており、連休明け18日は、前週末15日の海外パラジウム相場が続伸し直近の高値を上抜いた事で、国内でも大きく上伸。買取では3,137円(+81円)と、先月31日につけた過去13年4カ月来の高値(3,100円)を更新。翌19日も前日の海外相場が9営業日続伸し2001年2月来の高値を超え堅調に推移した事を受け、国内相場も値を伸ばし2営業日続伸。買取では1gあたり3,143円(+6円)と連日で高値を更新し、およそ13年5ヵ月(2001年3月23日相場)来の高値を記録。 翌20日と、昨日21日はウクライナ情勢を巡り、26日にロシアとウクライナによる首脳会談が開かれると報じられた事で、最近の緊迫していた過度の警戒感が後退。供給への懸念から、およそ13年半ぶりの高値圏まで高騰していたパラジウムは、高値反動から調整売りが出た事で、海外相場では10営業日ぶりに下げに転じ反落。国内でも高値を更新した価格水準から大きく値を下げ、20日は前日比-33円、21日では前日比-27円と、2営業日の下げ幅は1gあたり-60円と軟化。本日は、前日の海外相場が安値反動から大きく反発した事や、為替相場が1$103円台後半までドル高・円安が進行した事を受けて、国内パラジウム相場も3営業日ぶりに反発。買取では3,137円(+54円)と、値を下げた前2営業日の下げ幅を値戻し、直近高値をつけた週初め相場まで値戻しました。 

今週のパラジウム相場は、最高値:3,143円(8/19相場)、最安値:3,083円(8/22相場)、平均価格は3,122円/gとなっており、今週は5営業日全日で3,000円台で推移するなど、年初来では最高値圏で推移し一段高となりました。週間の値動きは以下の通り。

【今週5営業日のパラジウム相場価格推移(買取ベース) 】

08/22 3137円 (+54円)

08/21 3083円 (-27円) ※最安値 

08/20 3110円 (-33円)

08/19 3143円 (+6円) ※最高値 

08/18 3137円 (+81円)

今週5営業日のパラジウム平均価格:2,997円/g


12:10現在のパラジウムは1トロイオンス883.70ドル前後の値動きで推移しております。