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【金相場】7日のNY金相場は、月内利上げを見込んだ売りや、ドル高の流れに圧迫され調整地合いが継続。中心限月の4月限は1トロイオンス1216.10ドル(-9.40ドル)と、直近では最長の6営業日続落して取引きを終了。14-15両日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定がほぼ確実視される中、金商品はこの日も調整地合いが継続し朝方から軟調となった。また、テクニカル要因による売りが出たほか、対ユーロでのドル高に伴う割高感にも押され相場を圧迫された。 欧米政治リスクへの警戒感を下支えに金は底堅く推移するとの声は根強いが、目先では米3月利上げの思惑が重しとなっており、この日も売り優勢の展開となった。
国内の金相場は、利上げ実施を織り込む動きから、NY相場が引き続き調整地合いとなった事を映して、4営業日続落。買取ベースでは1gあたり4,767円(-34円)と、本日もマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
03/08 4767円 (-34円)
03/07 4801円 (-29円)
03/06 4830円 (-15円)
03/03 4845円 (-41円)
03/02 4886円 (+43円)
03/01 4843円 (-7円)
02/28 4850円 (+13円)
02/27 4837円 (-1円)
02/24 4838円 (+21円)
02/23 4817円 (-5円)
直近10日間の金相場平均価格:4,831円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、他貴金属が軟調に推移する中、小幅高に振れ上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス775.00ドル(+1.85ドル)と、続伸し、買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、来週の利上げが確実視される中、持ち高調整を目的とした売りや、ドル高に圧迫され序盤は小安く推移した。その後、売り一巡後は米国経済の政策期待から、徐々に買い戻しが強まり相場は上昇。ドル買いが一服した事もあって上げ幅を拡大するも、軟調となった金やプラチナ、米国株の下落が重しとなり、上げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、NY相場では引き続き買いが優り小幅続伸したものの、為替動向を映して上げを消化されマイナス圏へ。買取では1gあたり2,986円(-6円)と、小幅ながら値を下げ続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/08 2986円 (-6円)
03/07 2992円 (-10円)
03/06 3002円 (+5円)
03/03 2997円 (-16円)
03/02 3013円 (+43円)
03/01 2970円 (-22円)
02/28 2992円 (+60円)
02/27 2932円 (-27円)
02/24 2959円 (±0円)
02/23 2959円 (-54円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,980円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1219.55ドル、パラジウムは773.85ドル、為替は1$113円83銭前後の値動きで推移しております。