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【金相場】22日のNY金相場は、世界的な株安などを背景に投資家のリスク回避姿勢が強まったことから買われ上伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1249.70ドル(+3.20ドル)と、5営業日続伸し、月初来高値を更新。中心終値では先月28日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。トランプ米政権の政策運営に対する懐疑的な見方が広がる中、運用リスクを避ける流れが世界的に広がり、リスク回避姿勢が活発化。外為市場ではドル安が加速した事による割安感や、株安要因などから金へ逃避需要としての買いが入り一時1250ドルを超えるなど、この日も堅調な動きとなった。ロンドン中心部の英国会議事堂付近で同日、テロとみられる襲撃事件が起こり、外国為替市場ではユーロが対主要通貨で上げ幅をやや圧縮したものの、相場の反応は一時的だった。
国内の金相場は、堅調となったNY相場高を映すも、為替が円高に傾斜した事を受けて反落。買取ベースでは1gあたり4,774円(-12円)と、マイナスに転じ反落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
03/23 4774円 (-12円)
03/22 4786円 (+13円)
03/21 4773円 (-5円)
03/17 4778円 (+11円)
03/16 4767円 (+30円)
03/15 4737円 (-15円)
03/14 4752円 (-15円)
03/13 4767円 (+11円)
03/10 4756円 (-8円)
03/09 4764円 (-3円)
直近10日間の金相場平均価格:4,765円/g
【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、世界的に株安となるなどリスク回避姿勢が強まる中、ドル安による割安感から引き続き堅調地合いとなり6日上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス789.45ドル(+1.80ドル)と、連日で月初来高値を上抜き、2月16日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの連騰に対する利益確定売りが出やすかったほか、トランプ米政権の政策運営に対する懐疑的な見方が広がる中、運用リスクを避ける流れが世界的に広がり、リスク回避姿勢が活発化。アジア株が値を下げたほか、原油安も意識され序盤は小安く推移した。一方、外為市場ではドルが主要通貨に対して軟調に推移した事から、ドル建てのパラジウムは割安感から買われ上昇。堅調な金相場も材料視されプラス圏に反転した。ただ、この日は市場参加者が積極的な商いを手控えたため、上値は重い展開となった。
国内のパラジウムは、海外相場では買いが優り6日続伸するも、円高要因から上げを消化され小幅安に。買取では1gあたり2,981円(-5円)と、小幅ながら値を下げ続落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/23 2981円 (-5円)
03/22 2986円 (-6円)
03/21 2992円 (+38円)
03/17 2954円 (+6円)
03/16 2948円 (+59円)
03/15 2889円 (-43円)
03/14 2932円 (+6円)
03/13 2927円 (+6円)
03/10 2921円 (-81円)
03/09 3002円 (+16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,953円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1246.90ドル、パラジウムは789.70ドル、為替は1$111円50銭前後の値動きで推移しております。