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《金相場》26日のニューヨーク金相場は反発。中心限月の12月物は1トロイオンス1285.20ドル(+6.30ドル)と、最近の安値反動や、秋のインドの祝祭シーズンを控え現物需要の期待から買いが優勢となり、およそ1週間ぶりの高値で取引を終了。この日は取引時間外から金は堅調に推移し、一時1290ドル超まで上昇。その後、朝方発表された米の経済指標(7月耐久財受注額)が良好な内容となった事で、外為市場でドルが上昇。ドル建ての金相場は割高感から上げ幅を削り上値を抑えられたものの、プラス圏でこの日の取引きを終えた。
国内の金相場は海外相場が反発した事や、為替がドル高・円安に振れた事で反発。買取ベースでは1gあたり4,596円(+18円)と、先週21日相場以来およそ1週間ぶりの高値をつけ、再び4,600円圏内まで上昇しました。
《パラジウム相場》26日のニューヨークパラジウム相場は小反落。中心の9月物は1トロイオンス888.70ドル(-1.05ドル)と、小幅ながら4営業日ぶりに値を下げ取引きを終了。この日のパラジウムはロシア・ウクライナ各首脳によるミンスクでの会談を警戒された事もあり値動きが乏しくレンジ内で推移。一時前日高値を超える場面もあったが、結局4営業日ぶりに下げに転じ取引きを終えた。この日はパラジウムを除いた他貴金属はプラスに転じ反発した。
会談後、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナの流血停止の必要性について、同国のポロシェンコ大統領と協議したことを明かした。プーチン大統領は記者団に「可能な限り早期の流血停止が必要だという点を協議した。あらゆる問題を政治的に解決する方向にシフトする必要があるという点も協議した」と発言。「この和平プロセスが始まれば、ロシアは全力で支持する」と述べた。ただ、ウクライナ東部の停戦については、ウクライナ政府が分離派武装勢力と条件をまとめる必要があると主張した。また、同大統領は、EUとウクライナの連合協定について、ロシア側の懸念への配慮がなければ、自国経済を保護するため対策を講じる意向を改めて示した。
国内のパラジウム相場は海外相場では値を下げたものの、為替との兼ね合いから前日比変わらずの横ばい。買取では1gあたり3,164円(±0円)となっております。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1283.60ドル、パラジウムは887.45ドル、為替は1$104円06銭前後の値動きで推移しております。