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【金相場】29日のNY金相場は、全体的に方向感の乏しい中、ドルの上昇でやや割高感が意識され売り優勢の展開に。中心限月の4月限は1トロイオンス1253.70ドル(-1.90ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅続落して取引きを終了。外国為替市場でドルが対ユーロで上伸し、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたため、この日も高値修正でスタート。一方で、トランプ米政権による経済政策の実現性に懐疑的な見方が浮上している上、フランス大統領選の先行き不透明感、英国の欧州連合(EU)離脱に向けた不安が市場に戻ったことから、売り一巡後は再度買い戻される場面もあり、方向感の乏しい展開となった。
国内の金相場は、小幅ながら売りが優ったNY相場安を映すも、為替が円安に振れた事を受けて上伸。買取ベースでは1gあたり4,792円(+15円)と、4営業日続伸し、前日相場同様に7日ぶりの高値継続となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
03/30 4792円 (+15円)
03/29 4777円 (+4円)
03/28 4773円 (+9円)
03/27 4764円 (+2円)
03/24 4762円 (-12円)
03/23 4774円 (-12円)
03/22 4786円 (+13円)
03/21 4773円 (-5円)
03/17 4778円 (+11円)
03/16 4767円 (+30円)
直近10日間の金相場平均価格:4,775円/g
【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、前日までの売り反動から一部で買い戻しが見られるも、ドル高の進行に相場を圧迫され3日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス790.20ドル(-2.40ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが続いた前日までの反動買いや、金やプラチナの上昇を眺めて、序盤はパラジウムも小高く推移した。一方、外為市場ではドル買いが進んだ事による割高感が生じた事や、英国の欧州連合(EU)離脱や、フランス大統領選、トランプ米大統領の経済政策をめぐる不透明感が意識され次第にマイナス圏に反転する展開となった。ただ、下げが一巡すると売り過剰感から買い戻されたほか、原油相場が急伸した事が好感され、引けにかけて下げ幅を縮小した。
国内のパラジウムは、NY相場安を映すも、円安による上昇から下げを相殺され横ばい。買取では1gあたり2,986円(±0円)と、前日比変わらずとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/30 2986円 (±0円)
03/29 2986円 (+21円)
03/28 2965円 (-75円)
03/27 3040円 (+11円)
03/24 3029円 (+48円)
03/23 2981円 (-5円)
03/22 2986円 (-6円)
03/21 2992円 (+38円)
03/17 2954円 (+6円)
03/16 2948円 (+59円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,987円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14:55現在の金相場は1トロイオンス1252.45ドル、パラジウムは790.45ドル、為替は1$111円20銭前後の値動きで推移しております。