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2014年08月28日国内金はほぼ横ばい。パラジウムは反発し直近高値水準まで上伸↑

《金相場》27日のニューヨーク金相場は反落。中心限月の12月物は1トロイオンス1283.40(-1.80ドル)と、レーバーデー(3連休)を控えて全体的に薄商いの中、小幅ながら値を下げ取引きを終了。この日は新規材料が少なく方向感に乏しい中、序盤は現物需要の回復期待や、外為市場でドル安が進行した事を受け、金は買いが優勢となり小高く推移。その後、米株式相場が堅調に推移し、株式に資金が流入する形で徐々に金相場は圧迫され、結局マイナス圏でこの日の取引を終えた。ただ、依然としてウクライナや中東情勢を巡る地政学リスクへの懸念も根強く、下げ幅は小幅となった。

国内の金相場はほぼ横ばいながら小幅に値を下げ反落。買取ベースでは4,595円(-1円)となっております。

 


《パラジウム相場》27日のニューヨークパラジウム相場は反発。中心限月の9月限は1トロイオンス893.90ドル(+5.20ドル)と、中心終値では直近高値をつけた18日相場(894.90ドル)以来の高値まで上昇し、同日ぶりに890ドルにのせて取引きを終了。この日は全体的に方向感に乏しく薄商いの中、序盤は売りが優勢となり小安く推移したが、ウクライナ情勢の悪化懸念から徐々に買いが優勢となり、結局18日相場:894.9ドル、15日相場:894.5ドルに次いで年初来では3番目の高値をつけこの日の取引きを終えた。ウクライナ軍報道官は27日、同国東部に再びロシア軍兵士が侵入したと明らかにし、東部の町アムウローシイウカに複数の装甲車とトラック1台が侵入したと伝えられ懸念を表明。前日行われたロシア・ウクライナ各首脳によるミンスクでの会談が実質的に平行状態となり、再び先行き不安が強まった。

国内のパラジウム相場は3営業日ぶりにプラスに転じ反発。買取では1gあたり3,175円(+11円)と、週初め25日につけた直近高値(2001年3月23日来)と同額まで値戻し一段高へ上昇しました。


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1286.05ドル、パラジウムは894.80ドル、為替は1$103円75銭前後の値動きで推移しております。