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【金相場】週明け10日のNY金相場は、このところの高値反動から利益確定売りが出た事で売り優勢に反転。中心限月の6月限は1トロイオンス1253.90ドル(-3.40ドル)と、反落して取引きを終了。金相場は前週末、取引時間中におよそ5カ月ぶりの高値を付けた反動から、この日は利益を確定する売りが出やすかった。ただ一方で、シリアのアサド政権に対して軍事行動に踏み切った米国が追加攻撃の可能性をちらつかせているほか、北朝鮮に対しては原子力空母を朝鮮半島近海に向かわせる動きも見せており、中東とアジアの地政学的リスクに対する緊張が台頭。市場は先行き不安を背景に、安全資産として金を買う動きも見られ、下値は限定的となった。
国内の金相場は、利益確定売りに押されたNY相場安や円買い・ドル売りの流れを受けて反落。買取ベースでは1gあたり4,788円(-16円)と、マイナスに転じ、前日付けたおよそ1ヶ月ぶりの(3月6日相場以来)高値から後退しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
04/11 4788円 (-16円)
04/10 4804円 (+26円)
04/07 4778円 (-7円)
04/06 4785円 (-12円)
04/05 4797円 (+7円)
04/04 4790円 (+9円)
04/03 4781円 (-5円)
03/31 4786円 (-6円)
03/30 4792円 (+15円)
03/29 4777円 (+4円)
直近10日間の金相場平均価格:4,788円/g
【パラジウム相場】週明け10日のNYパラジウム相場は、ドル高による割高感や、プラチナ安、目先の利益確定売りに押され軟調に推移。中心限月の6月限は1トロイオンス790.00ドル(-13.70ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、外為市場でドルが主要通貨に対して買い戻された事から、売りが優った前週末相場の流れを引き継ぎ序盤より小安く推移した。一方、供給不安の観点から原油相場が急伸した事で、パラジウムにも買いが入る場面もあったが、このところ800ドル台の高値圏で推移している調整売りや、中東とアジアの地政学的リスクに対する懸念、プラチナの下値追いが重しとなり、売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、調整売りに押されたNY相場安や未明に進んだ円高の流れを受けて軟調地合いが継続。買取では1gあたり2,986円(-54円)と、3営業日続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/11 2986円 (-54円)
04/10 3040円 (-6円)
04/07 3046円 (-5円)
04/06 3051円 (+11円)
04/05 3040円 (+5円)
04/04 3035円 (+6円)
04/03 3029円 (+16円)
03/31 3013円 (+27円)
03/30 2986円 (±0円)
03/29 2986円 (+21円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,021円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1257.65ドル、パラジウムは792.20ドル、為替は1$110円68銭前後の値動きで推移しております。