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【金相場】11日のNY金相場は、北朝鮮や中東、仏大統領選をめぐる政治的・安全保障面の懸念が強まる中、逃避需要として買いを集め急反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1274.20ドル(+20.30ドル)と、直近高値を上抜き、中心終値では2016年11月8日相場(1274.50ドル)以来およそ5カ月ぶりの高値で取引きを終了。この日は、シリアや北朝鮮を巡る地政学的リスクや、フランス大統領選の行方に対する警戒感が広がる中、金相場は早朝から一本調子で上昇。外為市場ではドルが対ユーロで軟化し、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じた事も買いを後押し、相場は一時1275.90ドルまで上げ幅を拡大した。トランプ米大統領はシリアのアサド政権に対して追加攻撃もあり得るとの考えを示しているほか、北朝鮮に対しては原子力空母を朝鮮半島近海に急派して圧力を強めており、国際情勢が緊迫化しつつある。また、フランス大統領選をめぐっては、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が勝利する可能性が依然くすぶっている事で、市場は積極的なリスクを取るのを控え、安全資産としての側面を持つ金を買う動きにつながった。
国内の金相場は、リスク回避目的から買いが旺盛となったNY相場を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,815円(+27円)と、プラスに転じ一段高へ上伸。先日10日に付けた直近高値を再度上抜き、3月6日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
04/12 4815円 (+27円)
04/11 4788円 (-16円)
04/10 4804円 (+26円)
04/07 4778円 (-7円)
04/06 4785円 (-12円)
04/05 4797円 (+7円)
04/04 4790円 (+9円)
04/03 4781円 (-5円)
03/31 4786円 (-6円)
03/30 4792円 (+15円)
直近10日間の金相場平均価格:4,792円/g
【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、前日までの売り過剰感に対する安値拾いや、金の年初来高値更新、プラチナの急反発などをはやして買いが進み反発。中心限月の6月限は1トロイオンス803.10ドル(+13.10ドル)と、前日の下げを戻して4営業日ぶりに反発し、再度800ドル台に戻して取引きを終了。この日はドル高の流れや、売りが進んだ前日相場の流れを引き継ぎ、序盤は小安く推移した。一方、このところ売りが続いていた事もあって、安値拾いの買いが入りやすかったほか、ドルの軟化や、金・プラチナの上昇を眺めて、パラジウムにも買い戻しが強まりプラスサイドに反転。加えて、原油相場の上伸も追い風となり、上げ幅を拡大したパラジウムは節目の800ドル台に戻すと買いの勢いが強まり、一時807ドル近辺まで値を伸ばす場面もあった。
国内のパラジウムは、安値拾いやテクニカル要因から買いが優勢となったNY相場を映して反発。買取では1gあたり3,008円(+22円)と、4営業日ぶりにプラスに転じ、最近の軟調地合いが一服。再度3,000円台に値戻す展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/12 3008円 (+22円)
04/11 2986円 (-54円)
04/10 3040円 (-6円)
04/07 3046円 (-5円)
04/06 3051円 (+11円)
04/05 3040円 (+5円)
04/04 3035円 (+6円)
04/03 3029円 (+16円)
03/31 3013円 (+27円)
03/30 2986円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,023円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:15現在の金相場は1トロイオンス1278.90ドル、パラジウムは808.05ドル、為替は1$109円48銭前後の値動きで推移しております。