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2017年04月13日国内貴金属はまちまちの展開に↑↓金は引き続き買い地合いとなり上げ幅を拡大、一方パラジウムはマイナスに転じ反落へ。

【金相場】12日のNY金相場は、政治的緊張が続く中、引き続き逃避需要から買いが入り上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1278.10ドル(+3.90ドル)と、続伸し、中心終値では2016年11月7日相場以来およそ5ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、外国為替市場でドルが対ユーロで一時的に買い戻され、一時は割高感からマイナス圏に沈む場面があったものの、シリアや北朝鮮をめぐる地政学リスクの高まりや、フランス大統領選の行方に対する警戒感が根強い中、安全資産とされる金を買う動きが広がり、相場は一時1281ドル超まで上昇した。その後は、米ロ外相会談で小動きな展開となるも、おおむね堅調に推移した。 その後、通常取引終了後に、アメリカのトランプ大統領がドルが強くなりすぎていると発言したことを受けて、外為市場ではドル売りが加速。相対的に金相場は上げ幅を拡大する展開となった。

国内の金相場は、引き続きリスクヘッジ要因から買いが優ったNY相場高を映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,822円(+7円)と、小幅ながら値を伸ばし連日で月初来高値を更新。前日同様およそ1ヶ月ぶりの(3月6日相場以来)高値継続となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

04/13   4822円 (+7円)

04/12   4815円 (+27円)

04/11   4788円 (-16円)

04/10   4804円 (+26円)

04/07   4778円 (-7円)

04/06   4785円 (-12円)

04/05   4797円 (+7円)

04/04   4790円 (+9円)

04/03   4781円 (-5円)

03/31   4786円 (-6円)

直近10日間の金相場平均価格:4,795円/g


【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、地政学的リスクの高まりや、原油安・株安が意識され売り優勢に反転。中心限月の6月限は1トロイオンス796.30ドル(-6.80ドル)と、反落しマイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤は小高く推移したが、北朝鮮や中東情勢、フランス大統領選挙に対する先行きが懸念され、市場ではリスクヘッジが台頭。実物資産の裏付けがあり逃避資金の受け皿となりやすい金などの商品には買いが入った一方で、株価や原油相場などは軟調となり、パラジウムも売りに押される展開となった。その後、引け後に米トランプ大統領がドル安志向と取れる発言したことを受けて、外為市場ではドル売りが加速。割安感による買い戻しが強まり、相場は800ドル台に再浮上する展開となった。

国内のパラジウムは、マイナス圏に反転したNY相場を映して軟調に推移。買取では1gあたり2,970円(-38円)と、値を下げ反落となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

04/13   2970円 (-38円)

04/12   3008円 (+22円)

04/11   2986円 (-54円)

04/10   3040円 (-6円)

04/07   3046円 (-5円)

04/06   3051円 (+11円)

04/05   3040円 (+5円)

04/04   3035円 (+6円)

04/03   3029円 (+16円)

03/31   3013円 (+27円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,022円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1289.45ドル、パラジウムは804.30ドル、為替は1$108円81銭前後の値動きで推移しております。