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【金相場】19日のNY金相場は、前日まで5連騰し約5ヶ月ぶりの高値まで上昇していた事から、この日は利益確定売りに押され売り優勢の展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス1283.40ドル(-10.70ドル)と、6営業日ぶりに反落して取引きを終了。金相場は過去5営業日、北朝鮮やシリアをめぐる地政学的リスクへの警戒感などを背景に安全資産としての需要が拡大して続伸。この日はその反動から利益確定の売りが活発化したほか、外国為替市場で急速に進行していたドル安・ユーロ高の流れが一巡の兆しを見せたことも、売りを誘い相場は一時1275.40ドルまで下落した。 ただ、売り一巡後は安値拾いの買い戻しも入り再び上昇。地政学的リスクに対する警戒感が依然くすぶっている上、第1回投票が23日に迫ったフランス大統領選の行方に対する懸念も根強く、下値は抑えられた。
国内の金相場は、このところの連騰に対する反動からNY市場で利益確定売りが出た事を映して、国内でも値を落とし反落。買取ベースでは1gあたり4,800円(-18円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
04/20 4800円 (-18円)
04/19 4818円 (+2円)
04/18 4816円 (-10円)
04/17 4826円 (-4円)
04/14 4830円 (+8円)
04/13 4822円 (+7円)
04/12 4815円 (+27円)
04/11 4788円 (-16円)
04/10 4804円 (+26円)
04/07 4778円 (-7円)
直近10日間の金相場平均価格:4,810円/g
【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、前日までの売り過剰感から安値拾いの買い戻しが入り反発。中心限月の6月限は1トロイオンス775.60ドル(+4.60ドル)と、5営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日におよそ1ヶ月ぶりの安値まで値を落とした反動から、序盤より安値拾いの買い戻しが入り上昇。地政学リスクの緊張がやや緩和した事も安心感を与え相場を支えた。その後、原油安や米国株の下げ、ドル高や金・プラチナの下げを眺めてパラジウムも一時下押される場面もあったが、そのまま強地合いを維持して、この日はプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、このところの売り過剰感から海外相場がプラスに反転した事を映して上昇。買取では1gあたり2,873円(+27円)と、4営業日ぶりに反発し、前日までの調整地合いが一服。本日貴金属では唯一プラス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/20 2873円 (+27円)
04/19 2846円 (-65円)
04/18 2911円 (-32円)
04/17 2943円 (-32円)
04/14 2975円 (+5円)
04/13 2970円 (-38円)
04/12 3008円 (+22円)
04/11 2986円 (-54円)
04/10 3040円 (-6円)
04/07 3046円 (-5円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,960円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1281.55ドル、パラジウムは783.20ドル、為替は1$108円97銭前後の値動きで推移しております。