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2017年04月26日国内金相場は小幅に上振れ上伸したほか、パラジウムは上げ幅を拡大し3,000円台に回復↑

【金相場】25日のNY金相場は、投資家のリスク投資意欲が高まる中、安全資産とされる金の需要は後退し続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1267.20ドル(-10.30ドル)と、マイナス圏で推移し、終値では10日相場以来およそ2週間ぶりの安値で取引きを終了。23日のフランス大統領選第1回投票でマクロン前経済相が首位で決選投票進出を決めたことや、朝鮮人民軍創建85周年を迎えた北朝鮮で核実験が実施されなかったことを受け、投資家のリスク選好意欲が回復。欧米株が全面高となる一方、安全資産とされる金には売り圧力がかかり、相場の下押し要因となった。この日午前に発表された米経済指標は強弱まちまち。商務省が発表した3月の新築一戸建て住宅販売件数は前月比で増加し、市場予想も上回るなど堅調となった。これに対し、民間有力調査会社コンファレンス・ボードが公表した4月の消費者景気信頼感指数は前月から低下し、予想も下回るなど冴えない内容だった。

国内の金相場は、NY相場では売りが優ったものの、為替が円安・ドル高に傾斜した事から、国内では小幅に上振れ上伸。買取ベースでは1gあたり4,830円(+2円)と、ほぼ横ばい圏ながらプラス圏で推移し続伸しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

04/26   4830円 (+2円)

04/25   4828円 (+11円)

04/24   4817円 (-10円)

04/21   4827円 (+27円)

04/20   4800円 (-18円)

04/19   4818円 (+2円)

04/18   4816円 (-10円)

04/17   4826円 (-4円)

04/14   4830円 (+8円)

04/13   4822円 (+7円)

直近10日間の金相場平均価格:4,821円/g


【パラジウム相場】25日のNYパラジウム相場は、仏大統領選挙に続き、北朝鮮の軍事行動が挑発的でなかったことに対する過度な警戒感の緩和、株価上昇によるリスク選好の流れが好感され上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス796.65ドル(+1.20ドル)と、小幅ながら値を伸ばし続伸して取引きを終了。この日のパラジウムは、北朝鮮で核実験が実施されなかったことを受け過度な警戒感が一服したほか、アジア株の上昇を眺めてパラジウムも買いが継続し序盤より堅調に推移した。また、米国の税制改革に関する先行き期待感に加え、仏大統領選をめぐる安心感から2日連続で世界的な株高となり、投資家のリスク選好意欲が回復した事も買い材料となった。途中、金やプラチナなど他貴金属の下げや、一部で利益確定売りが出た事から売りに反転する場面もあったが、引き続き堅調となった米国株や、原油相場の上昇、ドルが対ユーロで軟化した事を眺めて、再度プラス圏に切り返した。

国内のパラジウムは、買いが優ったNY相場や円安要因から上げ幅を拡大。買取では1gあたり3,019円(+44円)と、大きく値を上げ3,000円台に回復。ここ最近のボックス圏から上抜けて、10日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

04/26   3,019円 (+44円)

04/25   2975円 (±0円)

04/24   2975円 (±0円)

04/21   2975円 (+102円)

04/20   2873円 (+27円)

04/19   2846円 (-65円)

04/18   2911円 (-32円)

04/17   2943円 (-32円)

04/14   2975円 (+5円)

04/13   2970円 (-38円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,945円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1268.55ドル、パラジウムは799.65ドル、為替は1$111円24銭前後の値動きで推移しております。