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【金相場】週明け22日のNY金相場は、ドルが対ユーロで下落したほか、米国の政治をめぐる混乱で安全資産としての買いが活発化し上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1261.40ドル(+7.80ドル)と続伸し、中心終値では4月28日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、外為市場でドル安・ユーロ高が進んだ事を受けて、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じ買いが旺盛となった。また、昨年の米大統領選にトランプ陣営とロシアが共謀して介入したとされる「ロシアゲート」疑惑の強まりなど、トランプ政権の先行きに依然不透明感が広がっていることも安全資産としての金買いを誘った。その後は、一部で利益確定の売りや、米国株の上昇を受けてやや押されるも、引き続きドル安の流れが意識され買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、週明けのNY市場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,827円(+9円)と、小幅ながら値を伸ばし、前日同様4月28日相場以来およそ3週間ぶりの高値推移となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
05/23 4827円 (+9円)
05/22 4818円 (+30円)
05/19 4788円 (-25円)
05/18 4813円 (-1円)
05/17 4814円 (-2円)
05/16 4816円 (+22円)
05/15 4794円 (-5円)
05/12 4799円 (+7円)
05/11 4792円 (-2円)
05/10 4794円 (-1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,806円/g
【パラジウム相場】週明け22日のNYパラジウム相場は、引き続きロシアゲートに対する不透明感が相場を重くし小幅安に。中心限月の6月限は1トロイオンス759.10ドル(-1.60ドル)と、6営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、このところの売り過剰感や、ドル安の流れから序盤は安値拾いの買いが入り上昇した。一方、トランプ大統領をめぐっては、ロシアとのつながりや米連邦捜査局(FBI)のコミー前長官を辞任させたことに関わる疑惑で、財政刺激策の実行力に疑念が生じている事が重しとなり、相場は次第に売り優勢に反転。ただ、ドル安の進行や、米国株の上昇、原油高が材料視され、以降は切り返す展開となった。
国内のパラジウムは、週明けのNY市場では小安く推移したものの、引け後に急伸した流れを映して上昇。買取では1gあたり2,916円(+22円)と、7営業日ぶりに値を上げ、軟調地合いが一服する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/23 2916円 (+22円)
05/22 2894円 (-6円)
05/19 2900円 (-65円)
05/18 2965円 (-91円)
05/17 3056円 (-38円)
05/16 3094円 (±0円)
05/15 3094円 (-11円)
05/12 3105円 (+16円)
05/11 3089円 (+6円)
05/10 3083円 (-33円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,020円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:10現在の金相場は1トロイオンス1264.80ドル、パラジウムは771.05ドル、為替は1$111円18銭前後の値動きで推移しております。