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【金相場】23日のNY金相場は、上昇基調が続いていたため上値を積極的に追う動きは限られ、次第に利益確定目的の売りに押されマイナス圏へ。中心限月の6月限は1トロイオンス1255.50ドル(-5.90ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。英マンチェスターで発生した自爆テロによって、時間外取引では買いが先行し小高く推移した。しかしその後は、ドルが対ユーロで買い戻されると、ドル建てで取引される金商品は割高感からマイナス圏に反転。また、およそ3週間ぶりの高値水準で依然推移していることもあり、利益確定の売りにも下押しされ、結局売り優勢の展開となった。
国内の金相場は、利益確定売りに押されたNY市場を映して小反落。買取ベースでは1gあたり4,822円(-5円)と、小幅ながら3営業日ぶりに値を下げ、上値追いが一服する展開となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
05/24 4822円 (-5円)
05/23 4827円 (+9円)
05/22 4818円 (+30円)
05/19 4788円 (-25円)
05/18 4813円 (-1円)
05/17 4814円 (-2円)
05/16 4816円 (+22円)
05/15 4794円 (-5円)
05/12 4799円 (+7円)
05/11 4792円 (-2円)
直近10日間の金相場平均価格:4,808円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、前日までの軟調地合いから売り過剰感が台頭し上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス772.35ドル(+13.25ドル)と、7営業日ぶりに反発し、1日の上げ幅では4月20日相場以来の大きさで取引きを終了。この日のパラジウムは、このところの売り過剰感から前日引け後に急速に買い戻された流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移。また、原油相場の上昇や、米国株の堅調な動きを眺めて、パラジウムも上げ幅を拡大し、一時776.80ドルまで上昇した。途中、ドル高の加速や、米国の6月利上げ観測に相場を圧迫されるも、自動車メーカーからの需要が増加するとの見通しに支えられ、この日は7営業日ぶりに値を上げて取引きを終えた。
国内のパラジウムは、値ごろ感から買い戻しに転じたNY相場の動きを映して上伸。買取では1gあたり2,943円(+27円)と続伸し、このところの安値推移が一服する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/24 2943円 (+27円)
05/23 2916円 (+22円)
05/22 2894円 (-6円)
05/19 2900円 (-65円)
05/18 2965円 (-91円)
05/17 3056円 (-38円)
05/16 3094円 (±0円)
05/15 3094円 (-11円)
05/12 3105円 (+16円)
05/11 3089円 (+6円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,006円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:15現在の金相場は1トロイオンス1253.40ドル、パラジウムは772.85ドル、為替は1$111円81銭前後の値動きで推移しております。