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【金相場】24日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて様子見ムードが広がり小幅続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1253.10ドル(-2.40ドル)と、やや売り優勢で取引きを終了。この日の金相場は、NY通常取引終了後に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(5月2-3日開催分)を控え様子見ムードが広がる中、株式相場が底堅く推移した事で売り優勢の展開となった。ただ、英国マンチェスターでの自爆テロ事件を受けて、英政府が警戒レベルを最高度に引き上げ。フランスは非常事態宣言を11月1日まで延期。米国の主要都市でも警戒が強まる状況に、金の下値は限られ小幅安に留まった。
その後、引け後に公表された5月のFOMC議事要旨で、連邦準備理事会(FRB)が利上げに慎重な姿勢を示していたことが明らかになったことを受け、金は時間外取引きで上昇、買い戻される展開となった。 議事録では、もう一段の利上げが「近く適切になる」と判断した一方、最近の景気減速が一過性であるとの証拠を待つのが「賢明だろう」との見解を示した。
国内の金相場は、引け後に買い戻しが強まった海外相場を映して、下げを戻し小反発。買取ベースでは1gあたり4,829円(+7円)と、プラスに転じ月初来高値を更新。先月28日相場振ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
05/25 4829円 (+7円)
05/24 4822円 (-5円)
05/23 4827円 (+9円)
05/22 4818円 (+30円)
05/19 4788円 (-25円)
05/18 4813円 (-1円)
05/17 4814円 (-2円)
05/16 4816円 (+22円)
05/15 4794円 (-5円)
05/12 4799円 (+7円)
直近10日間の金相場平均価格:4,812円/g
【パラジウム相場】24日のNYパラジウム相場は、前日の上昇に対する反動や、FOMC議事要旨を控えた手じまい売りに押され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス761.65ドル(-10.70ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、安値拾いなどから買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤は小高く推移した。一方、通常取引終了後に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(5月2-3日開催分)を控え様子見ムードが広がる中、外為市場市場ではドル買いが進んだほか、前日の上昇に対する反動売りに押され相場は売り優勢に反転。また、発表された米住宅関連指数が低調な内容となり、このところの経済指標が軒並み伸び悩んでいる事から、同国景気の先行きに対する懐疑的な見方が広がった事も売り要因となった。ただ、原油高や株式相場の堅調さが意識され、売り一巡後は買い戻しも入り、引けにかけてやや下げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、マイナスに転じたNY相場を映して反落。買取では1gあたり2,905円(-38円)と、前日までの上伸が一服し、3営業日ぶりにマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/25 2905円 (-38円)
05/24 2943円 (+27円)
05/23 2916円 (+22円)
05/22 2894円 (-6円)
05/19 2900円 (-65円)
05/18 2965円 (-91円)
05/17 3056円 (-38円)
05/16 3094円 (±0円)
05/15 3094円 (-11円)
05/12 3105円 (+16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,987円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:35現在の金相場は1トロイオンス1259.55ドル、パラジウムは766.80ドル、為替は1$111円65銭前後の値動きで推移しております。