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《金相場》先週末5日のニューヨーク金相場は小反発。中心限月の12月物は1トロイオンス1267.30ドル(+0.80ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を上げて取引きを終了。この日の金相場は、朝方発表された米の8月雇用統計が市場予想を大きく下回り、13年2月以来8カ月ぶりの低水準となった事を受けて、市場では早期利上げ観測が後退し金相場は上昇。また、外為市場では主要通貨に対しドルが軟化。ドル建ての金相場は相対的な割安感からも買い支えられ、相場は一時1274.80ドルまで上伸した。ただ、ウクライナのポロシェンコ大統領と親ロシア派双方が同日、ウクライナ東部の停戦合意を発表。地政学的リスクへの懸念が緩和されたことから、安全資産とされる金を手放す動きが強まり、買い一巡後はじりじりと上げ幅を削り、結局終値は小幅プラスでこの日取引きを終えた。
先週末(5日)のNY金相場は、前週末(29日)終値比 1トロイオンス-20.1ドル(-1.5%)と、マイナスで越週となりました。 4営業日(2日?4日)の金平均価格は1トロイオンス1267.27ドル。
【NY金相場 先週の値動き(9月1日~9月5日)】
9/1 レーバーデーの為、休場
9/2 1265.00ドル (-22.40ドル)
9/3 1270.30ドル (+5.30ドル)
9/4 1266.50ドル (-3.80ドル)
9/5 1267.30ドル (+0.80ドル)
※前週末比:1トロイオンス-20.1ドル(-1.5%)
(4営業日の金平均価格:1トロイオンス1267.27ドル)
週明けの国内の金相場は先週末の海外相場の上昇を映し反発。買取ベースでは1gあたり4,587円(+16円)と、4営業日ぶりにプラスに転じました。
《パラジウム相場》先週末5日のニューヨークパラジウム相場は続伸。中心の12月限は1トロイオンス891.45ドル(+0.45ドル)と、小幅に値を伸ばし取引きを終了。5日ウクライナのポロシェンコ大統領と親ロシア派双方が、ウクライナ東部の停戦合意を発表。高まっていた供給不安が緩和された事で相場は一時883ドル付近まで下落する場面もあったが、その後再び買い戻され上昇。欧州連合(EU)は同日まで開催されていた大使級会合で、ウクライナ問題をめぐるロシアへの追加制裁を検討していると伝えられた事も相場の支援材料となり、結局小幅ながらプラス圏で週末の取引きを終えた。
先週(9月1日~9月5日)のNYパラジウム相場は値を上げた日が2日、下げた日が2日。週末終値(9月5日:891.45ドル)では、前週末(8月29日:909.55ドル)終値比 1トロイオンス-18.10ドル(-1.9%)と、マイナスで越週となりました。 5営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス885.41ドル。
【NYパラジウム相場 先週の値動き(9月1日~9月5日)】
9/1 レーバーデーの為、休場
9/2 883.25ドル (-26.30ドル)
9/3 875.95ドル (-7.30ドル)
9/4 891.00ドル (+15.05ドル)
9/5 891.45ドル (+0.45ドル)
※前週末比:1トロイオンス-18.10ドル(-1.9%)
週明けの国内パラジウム相場は為替との兼合いから小反落。買取では3,202円(-6円)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ反落となりました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1268.30ドル、パラジウムは892.75ドル、為替は1$105円08銭前後の値動きで推移しております。