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《金相場》10日のニューヨーク金相場は3営業日続落。中心の12月限は1トロイオンス1245.30ドル(-3.20ドル)と、前日同様6月4日相場以来およそ3ヶ月ぶりの安値水準で取引きを終了。この日の金相場は新規材料も乏しく全体的に値動きも少なかったが、外国為替市場でドルが対ユーロで上昇した事や、米国株価が午後から上昇に転じた事で、金相場を圧迫。そのまま売りが優勢となり小幅ながら値を下げマイナス圏で取引きを終えた。また、この時期ヒンドゥー教の祭礼シーズンを控えているにもかかわらず、輸入規制を背景にインドの現物需要が高まってこない事から、実需筋からの買いも乏しかった。
国内の金相場は為替がドル高・円安に振れた事から小幅に値を上げ反発。買取ベースでは1gあたり4,590円(+9円)と、前2営業日の下げ幅を埋めて、3営業日ぶりに反発。先週2日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。
《パラジウム相場》10日のニューヨークパラジウム相場は続落。中心限月の12月限は1トロイオンス849.05ドル(-11.40ドル)と3営業日続落し、中心終値では先月6日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値水準で取引きを終了。この日のパラジウムは、最近の安値反動から買いが優勢で推移した場面もあったが、金やプラチナなど他貴金属が軟調に推移した事や、先日取り交わされたウクライナ政府側と、親ロシア派による停戦合意を受けて過度な供給不安が後退した事で、売りが優勢となり前日に続いてマイナス圏で引けた。また、テクニカル要因からも売りを誘い、パラジウムは他貴金属に比べ一段安となった。
国内のパラジウム相場は海外相場の下落を映して続落。買取ではパラジウム3,116円(-16円)と、先月21日相場以来およそ3週間ぶりの安値水準となり軟化。最近の高騰した過熱感から一服し、現在調整地合いとなっております。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金は1トロイオンス1249.20ドル、パラジウムは852.80ドル、為替は1$106円75銭前後の値動きで推移しております。