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【金相場】22日のNY金相場は、方向感に乏しく全体的に小動きな展開となる中、このところの下落傾向を受け前日に引き続き安値拾いの買いが入り上伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1249.40ドル(+3.60ドル)と、続伸して取引きを終了。この日は原油相場が前日の急落からは持ち直したものの、依然10カ月ぶりの安値水準で推移していたため、引き続き投資家のリスク選好意欲は高まらず、安全資産とされる金には買いが入りやすかったほか、このところの原油安の影響で米国内のインフレ圧力が弱まるのではないかとの観測がくすぶっており、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースは想定ほど加速しないとの見方が広がっていることも、金にとっては支援材料となった。途中、ドルの戻りを受けてやや押されるも、大きな下げにはつながらず、この日も買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、小幅ながら値を伸ばしたNY相場を映して続伸。買取ベースでは1gあたり4,800円(+5円)と、小幅続伸し再度4,800円台に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
06/23 4800円 (+18円)
06/22 4795円 (+18円)
06/21 4777円 (-12円)
06/20 4789円 (-14円)
06/19 4803円 (±0円)
06/16 4803円 (+29円)
06/15 4774円 (-34円)
06/14 4808円 (+16円)
06/13 4792円 (-23円)
06/12 4815円 (-22円)
直近10日間の金相場平均価格:4,796円/g
【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、前日同様に買い地合いの展開となり3日続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス880.50ドル(+4.05ドル)と、連日で年初来高値を上抜き、中心終値では2014年9月8日相場(886.15ドル)以来およそ2年10ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。同日ぶりに節目の880ドル超えとなった。需給バランスや、テクニカル要因から買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ、この日もパラジウムは序盤より堅調に推移。また、ドルが下振れる場面では買いが進んだほか、原油相場が持ち直した事も材料視され上げ幅を拡大。一時この日の高値887.00ドルまで値を伸ばす場面もあった。その後、一部で利益確定売りが出た事や、ドルの戻り、米国株の値動きを眺めてやや上値を抑えられるも、引き続き堅調地合いを維持する展開となり、買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、直近高値を上抜いたNY相場を映して上伸。買取では1gあたり3,348円(+11円)と、4営業日続伸し、先日13日に付けた直近高値(2015年3月10日相場以来およそ2年3ヶ月ぶり)圏内まで再浮上する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/23 3348円 (+11円)
06/22 3337円 (+32円)
06/21 3305円 (+33円)
06/20 3272円 (+5円)
06/19 3267円 (±0円)
06/16 3267円 (+65円)
06/15 3202円 (-81円)
06/14 3283円 (-76円)
06/13 3359円 (+16円)
06/12 3343円 (+125円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,298円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1253.70ドル、パラジウムは880.45ドル、為替は1$111円35銭前後の値動きで推移しております。