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2017年06月27日金相場は4営業日ぶりに値を落とし反落↓一方、パラジウムはプラス圏に転じ買い優勢の展開に↑

【金相場】週明け26日のNY金相場は、アジアや欧州の株高を受け安全資産とされる金の需要が後退したほか、持ち高調整の売りに押され相場を圧迫。中心限月の8月限は1トロイオンス1246.40ドル(-10.00ドル)と、4営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日の金相場は、上伸した前週末相場に対する利確売りが先行したほか、アジアや欧州株の上昇を眺めて売りが広がり序盤より軟調に推移した。ただ、米商務省が朝方に発表した5月の耐久財受注額が前月比1.1%減と、市場予想の0.6%減よりも悪かったことを受けて、外国為替市場ではユーロに対してドル安が進行。ドル建てで取引される金商品は割安感から買い戻しが入った。また、トランプ米政権をめぐる先行き不透明感が根強い上、国外ではイタリア政府が多額の不良債権で経営が行き詰まった地方銀2行の破綻処理を決定したほか、英国による欧州連合(EU)離脱交渉の行く先も予断を許さないことから、「質への逃避先」である金にはこの日も買い支えが入る展開となった。しかしその後、ドルが対ユーロで買い戻されて金の割安感が薄れたほか、持ち高調整の売りにも圧迫され、プラス圏には再浮上できなかった。

国内の金相場は、4営業日ぶりに売りが優勢となった週明けのNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,789円(-26円)と、4営業日ぶりに反落しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

06/27   4789円 (-26円)

06/26   4815円 (+15円)

06/23   4800円 (+18円)

06/22   4795円 (+18円)

06/21   4777円 (-12円)

06/20   4789円 (-14円)

06/19   4803円 (±0円)

06/16   4803円 (+29円)

06/15   4774円 (-34円)

06/14   4808円 (+16円)

直近10日間の金相場平均価格:4,795円/g


【パラジウム相場】週明け26日のNYパラジウム相場は、前週末相場の下げに対する買い戻しや、割安感から買いが優勢となり反発。中心限月の9月限は1トロイオンス863.95ドル(+7.30ドル)と、プラス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、一代高値から利益確定売りに押された前週末相場に対する買い戻しが先行し序盤より小高く推移した。一方、軟調となった他貴金属を眺めて連れ安となったほか、発表された一連の米経済指標が冴えない内容となった事も意識され、相場は一時マイナスサイドに反転する場面もあった。ただ、売りが一巡すると、割安感から再度買い戻しに転じたほか、ドル安の流れも買いを促し、結局プラス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、安値拾いの買いが入ったNY相場を映して上昇。買取では1gあたり3,294円(+54円)と、プラスに転じ反発しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/27   3294円 (+54円)

06/26   3240円 (-108円)

06/23   3348円 (+11円)

06/22   3337円 (+32円)

06/21   3305円 (+33円)

06/20   3272円 (+5円)

06/19   3267円 (±0円)

06/16   3267円 (+65円)

06/15   3202円 (-81円)

06/14   3283円 (-76円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,282円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:30現在の金相場は1トロイオンス1245.90ドル、パラジウムは862,15ドル、為替は1$111円98銭前後の値動きで推移しております。