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2014年09月18日為替との兼ね合いから国内金は小幅続伸↑パラジウムは前日とかわらずの横ばい。

《金相場》17日のニューヨーク金相場は小反落。中心終値の12月限は1トロイオンス1235.90ドル(-0.80ドル)と、小幅ながら3営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日は16日から2日間に渡り開催されていた米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定、FRBによる声明待ちから様子見ムードが広がり値動きは乏しかったが、米の経済指標の1つである、8月の消費者物価指数(CPI)が前月に対しマイナスとなった事で、インフレ圧力の低下から金は売りが優勢に。外為市場ではドルが対主要通貨で上昇した事からも金は売り材料となり、この日は3営業日ぶりにマイナス圏に沈んだ。

その後、米連邦準備理事会(FRB)が午後2時に米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策結果を発表。現行の超低金利を相当の間続けるとの指針は維持したが、同時に公表された経済・金利見通しで、前回6月に示されたよりもより速いペースでの利上げが見込まれていることが明らかになり、ドルが主要通貨に対し一段高で推移。ドル/円相場では一時2008年9月中旬以来の高値水準となる108円10銭まで急騰した。一方、金はドル高を背景に午後の時間外取引で一時1222.0ドルと、1月8日以来、約8カ月ぶり安値をつける場面があった。

国内の金相場は為替のドル:円相場が1$108円超と、およそ6年ぶりのドル高・円安水準となった事で続伸。買取ベースでは1gあたり4,562円(+4円)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を伸ばし2営業日続伸しました。




《パラジウム相場》17日のニューヨークパラジウム相場は反落。中心限月の12月限は1トロイオンス839.05ドル(-5.25ドル)と、4営業日ぶりに値を下げ取引きを終了。この日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策結果待ちから様子見ムードが強かったものの、序盤は前日終値を上回って推移する場面もあったが、8月の消費者物価指数(CPI)が前月に対しマイナスとなった事や、同白金族のプラチナが軟調に推移したのを眺めパラジウムも徐々に上げ幅を削り売りが優勢に。外為市場でドルが対主要通貨に対し急騰した事もパラジウムの売り材料となり、4営業日ぶりにマイナス圏に沈みこの日の取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、海外相場では値を下げたものの為替との兼ね合いから前日比変わらずで推移。買取では1g3,094円(±0円)と横ばいとなりました。




現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1224.75ドル、パラジウムは830.10ドル、為替は1$108円55銭前後の値動きで推移しております。