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【金相場】週明け24日のNY金相場は、米FOMCを控えた様子見から上昇が一服し小反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1254.30ドル(-0.60ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ、7営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日の金相場は、欧米など主要国・地域で緩和的な金融政策が続き、金市場に投資資金が流入しやすい状態が続くとの見方や、米トランプ政権に対する先行き不安がくすぶっていたため、安全資産としての買いが旺盛となり序盤は堅調に推移。朝方には一時1259.0ドルまで上昇し、6月26日相場以来ほぼ1カ月ぶりの高値を付けた。ただ、その後は外国為替市場でドルがユーロに対して買い戻され、ドル建てで取引される金商品の割安感が薄れたことから、徐々に上げ幅を縮小。また、25-26両日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されているため、積極的な取引きは手控えられ上値を重くした。
国内の金相場は、NY市場では小幅ながら7営業日ぶりに小反落したものの、為替動向から国内では小幅高に振れ上伸。買取ベースでは1gあたり4,801円(+3円)と、ほぼ横ばいながら3営業日続伸。月初来高値を抜いて、6月30日相場以来およそ4週間ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
07/25 4801円 (+3円)
07/24 4798円 (+1円)
07/21 4797円 (+11円)
07/20 4786円 (-11円)
07/19 4797円 (+14円)
07/18 4783円 (+26円)
07/14 4757円 (-5円)
07/13 4762円 (-9円)
07/12 4771円 (-6円)
07/11 4777円 (+7円)
直近10日間の金相場平均価格:4,783円/g
【パラジウム相場】週明け24日のNYパラジウム相場は、引き続きリスクオフの流れに押されるも、安値拾いの買い戻しが入り上昇。中心限月の9月限は1トロイオンス849.05ドル(+4.70ドル)と、5営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日までの流れや、ドルの値動きを眺めて序盤は売りが先行した。また、米医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の頓挫危機や、トランプ氏が勝利を収めた大統領選にロシア政府が介入していたとされる「ロシアゲート」疑惑など、米政権に対する先行き不安がくすぶっていたため、この日もリスクオフが意識され米国株が軟化。パラジウムも売り押されるも、下値を維持した後は、このところの連続安に伴う安値拾いの買い戻しに支えられ、プラス圏に反転した。
国内のパラジウムは、このところの連続安が一服し、5営業日ぶりに反発したNY相場を映して上昇。買取では1gあたり3,229円(+43円)と、5営業日ぶりに値を上げ、プラス圏に反転しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/25 3229円 (+43円)
07/24 3186円 (-27円)
07/21 3213円 (-49円)
07/20 3262円 (-27円)
07/19 3289円 (-32円)
07/18 3321円 (+5円)
07/14 3316円 (-16円)
07/13 3332円 (+22円)
07/12 3310円 (+27円)
07/11 3283円 (+16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,274円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1257.55ドル、パラジウムは853.05ドル、為替は1$111円13銭前後の値動きで推移しております。