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【金相場】週明け31日のNY金相場は、ドル安などを背景に買いが進み、ほぼ7週間ぶりの高値を付けた後、利益確定目的の売りが出て軟化。中心限月の12月限は1トロイオンス1273.40ドル(-1.90ドル)と、小幅ながら値を落とし、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日の金相場は、ドル安を背景に買いが優った前週末相場の流れを引き継ぎ、序盤は堅調に推移し一時1277.30ドルまで上昇した。その後、発表された米経済指標(6月中古住宅販売保留件数指数)が、良好な内容となった事でドル安が一服。ドル建ての金相場は割安感が薄れ次第に売りに反転した。また、このところの上伸を受けた利益確定の売りも出やすかった事も要因となり、相場はマイナス圏へ沈下した。ただ、先週末に弾道ミサイルを発射した北朝鮮をめぐる地政学的リスクが警戒され、安全資産としての金買いも入り下値は限定的だった。 なお、月間ベースでは2月以来最大の上げ幅となった。
国内の金相場は、利益確定売りに押されたNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,817円(-10円)と、前日に付けた約1ヵ月ぶりの高値から後退し、上値追いが一服する展開となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
08/01 4817円 (-10円)
07/31 4827円 (+12円)
07/28 4815円 (-9円)
07/27 4824円 (+15円)
07/26 4809円 (+8円)
07/25 4801円 (+3円)
07/24 4798円 (+1円)
07/21 4797円 (+11円)
07/20 4786円 (-11円)
07/19 4797円 (+14円)
直近10日間の金相場平均価格:4,807円/g
【パラジウム相場】週明け31日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や、ダウ工業株の高値更新、テクニカル要因から買いが継続し6営業日続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス885.40ドル(+5.25ドル)と、中心終値では直近高値を付けた6月22日相場を上抜いて、2014年9月8日相場(886.15ドル)以来およそ2年11ヵ月ぶりの高値を記録して取引きを終了。この日のパラジウムは買いが優った前週末相場の流れを引き継いで、序盤より堅調に推移した。また、外為市場ではドル安が進んだほか、テクニカル要因からも買いが活発化し上げ幅を拡大。相場は一時897.35ドルと、大台の900ドル目前まで急伸した。ただ、その後は一部で利益確定売りが出たほか、ドル安一服による買い意欲の後退、地政学的リスクや、トランプ政権の混乱が意識され、上値追いが一服する展開となった。
国内のパラジウムは、一代高値を上抜いたNY相場高を映すも、為替が円高に傾斜した事で上げを消化され小反落。買取では1gあたり3,321円(-5円)と、6営業日ぶりにマイナスに転じ、小幅安での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/01 3321円 (-5円)
07/31 3326円 (+10円)
07/28 3316円 (+27円)
07/27 3289円 (+11円)
07/26 3278円 (+49円)
07/25 3229円 (+43円)
07/24 3186円 (-27円)
07/21 3213円 (-49円)
07/20 3262円 (-27円)
07/19 3289円 (-32円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,271円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1271.85ドル、パラジウムは889.70ドル、為替は1$110円13銭前後の値動きで推移しております。