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【金相場】3日のNY金相場は、7月の米雇用統計の発表を4日に控え、全体的に様子見ムードが広がる中、持ち高調整の売りに押され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1274.40ドル(-4.00ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日米労働省が発表した最新週の新規失業保険申請件数は市場予想よりも良好だったほか、商務省が公表した6月の製造業受注も前月比3.0%増と予想を上回り堅調となった。一方、米サプライ管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業景況指数は前月から低下し予想も下回るなど、一連の米経済指標は強弱まちまちの内容となった事で売り買いが交錯する展開となった。米雇用統計の発表を翌4日に控えて全体的に様子見ムードが漂う中、利益確定の売りや持ち高調整の売りも出やすく、マイナス圏での相場展開となるも、外国為替市場でドル売りが進む場面では、割安感から一時の安値からは値を戻した。
国内の金相場は、売りが優ったNY相場を映して小幅続落。買取ベースでは1gあたり4,810円(-8円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
08/04 4810円 (-8円)
08/03 4818円 (-5円)
08/02 4823円 (+6円)
08/01 4817円 (-10円)
07/31 4827円 (+12円)
07/28 4815円 (-9円)
07/27 4824円 (+15円)
07/26 4809円 (+8円)
07/25 4801円 (+3円)
07/24 4798円 (+1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,814円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は、ドル安や株高を背景に買いが進む場面もあったが、利益確定売りに押され売り優勢の展開に。中心限月の9月限は1トロイオンス881.00ドル(-11.20ドル)と、続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日に900ドル台を付けるなど一段高となっていた反動から、持ち高調整や利益確定売りが出やすく、序盤より軟調に推移した。一方、商務省が公表した6月の製造業受注が前月比3.0%増と、予想を上回り堅調な内容となった事で相場は買い戻しに反転。米国株の上昇も手伝って相場はプラス圏まで再浮上する場面もあった。ただ、その後は、米サプライ管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業景況指数は前月から低下し予想も下回るなど冴えない内容となったほか、原油相場の反落や、株価の戻りを眺めて利益確定売りが再開。4日に発表される7月の米雇用統計を控えた手じまい売りも出た事から、マイナスサイドで取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利益確定売りに押されたNY相場を映して反落。買取では1gあたり3,316円(-54円)と、3営業日ぶりに値を落とし反落。前日に付けた一代高値(2015年3月10日相場以来およそ2年5ヵ月ぶり高値)から後退し、上値追いが一服する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/04 3316円 (-54円)
08/03 3370円 (+17円)
08/02 3353円 (+32円)
08/01 3321円 (-5円)
07/31 3326円 (+10円)
07/28 3316円 (+27円)
07/27 3289円 (+11円)
07/26 3278円 (+49円)
07/25 3229円 (+43円)
07/24 3186円 (-27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,298円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1269.45ドル、パラジウムは886.05ドル、為替は1$110円14銭前後の値動きで推移しております。