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【金相場】8日のNY金相場は、予想を上回る米国の求人数を背景にドル高が進んだ事を受け、売り優勢の展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス1262.60ドル(-2.10ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日の金相場は、時間外取引でドル安が進んだ事を受けて買いが先行し堅調となった。しかし、日中取引では発表された6月の米求人件数が過去最高となったことで、外為市場ではドル高・ユーロ安が台頭。ドル建ての金商品は割高感から相場を圧迫され、マイナス圏に沈下した。ただ、今週は10日に米卸売物価指数(PPI)、11日に米消費者物価指数(CPI)とインフレ指標の発表が予定されており、様子見ムードも広がっているため、昼ごろからは小動きな展開となった。
国内の金相場は、売りが優ったNY相場や、為替要因から値を落とし反落。買取ベースでは1gあたり4,791円(-10円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
08/09 4791円 (-10円)
08/08 4801円 (+1円)
08/07 4800円 (-10円)
08/04 4810円 (-8円)
08/03 4818円 (-5円)
08/02 4823円 (+6円)
08/01 4817円 (-10円)
07/31 4827円 (+12円)
07/28 4815円 (-9円)
07/27 4824円 (+15円)
直近10日間の金相場平均価格:4,813円/g
【パラジウム相場】8日のNYパラジウム相場は、ドル安の場面で買われたほか、テクニカルな買いや、プラチナの上値追いが材料となり一代高値を更新。中心限月の9月限は1トロイオンス(898.40ドル)と続伸し、今月1日に付けた年初来高値(893.40ドル)を上抜いて、中心終値では2014年8月29日相場(909.55ドル)以来およそ3年ぶりの高値を記録して取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引でのドル安進行を受けて買いが入ったほか、プラチナが堅調な動きとなった事も好感し、序盤より買いが先行した。また、テクニカルや、需給バランスの観点からも相場を押し上げる要因となり一時899.25ドルと、900ドル目前まで上昇する場面もあった。その後、発表された6月の米求人件数が過去最高となった事で、為替はドル高に振れるも反応は薄く、そのまま高値圏を維持して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、円高の進行に上げ幅を削られるも、一代高値を更新したNY相場を映して上伸。買取では1gあたり3,353円(+5円)と、小幅ながら値を伸ばし、堅調に推移しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/09 3353円 (+5円)
08/08 3348円 (+32円)
08/07 3316円 (±0円)
08/04 3316円 (-54円)
08/03 3370円 (+17円)
08/02 3353円 (+32円)
08/01 3321円 (-5円)
07/31 3326円 (+10円)
07/28 3316円 (+27円)
07/27 3289円 (+11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,331円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:15現在の金相場は1トロイオンス1266.75ドル、パラジウムは899.05ドル、為替は1$109円80銭前後の値動きで推移しております。