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【金相場】24日のNY金相場は、イエレン議長の講演を前に売買が手控えられ小幅反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1292.00ドル(-2.70ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日は外国為替市場で朝方にかけてドル高・ユーロ安が先行し、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたほか、中央銀行関係者が一斉に集うジャクソンホール会議を控え、利益確定や持ち高調整を目的とした売りが広がり序盤より小安く推移した。ただ、米国では新年度の予算案を巡ってトランプ大統領と共和党幹部の意見が行き違い、政権運営に不透明感が増していることや、債務上限問題の時間切れも迫り投資家の警戒が高まっていることも、安全資産とされる金の買いを誘い、一時プラスサイドに反転する場面もあった。その後は、米ジャクソンホールでの会合で、中央銀行総裁らが政策金利の見通しについて講演するのを前に様子見ムードから、相場も方向感に欠く展開となった。
国内の金相場は、海外相場では売りが優り反落したものの、為替が円安に振れた事から下げを相殺し上昇。買取ベースでは1gあたり4,848円(+8円)と、プラスに転じ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
08/25 4848円 (+8円)
08/24 4840円 (-11円)
08/23 4851円 (+2円)
08/22 4849円 (+14円)
08/21 4835円 (-11円)
08/18 4846円 (-8円)
08/17 4854円 (+13円)
08/16 4841円 (+5円)
08/10 4836円 (+45円)
08/09 4791円 (-10円)
直近10日間の金相場平均価格:4,839円/g
【パラジウム相場】24日のNYパラジウム相場は、全体的に様子見が広がる中、株価の底堅い値動きやプラチナの堅調を受けて上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス936.15ドル(+3.15ドル)と続伸し、高値圏に再浮上して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤はドル高に押される展開となり売りが先行した。その後、プラチナの上昇や、底堅く推移した米国株を眺めて押し目を買われプラス圏に浮上。ただ、米国の政権運営に関して不透明感が増している事や、25日から開催される金融・経済シンポジウムでのイエレン議長らの講演内容を見極めたいとの思惑から、積極的な商いは手控えられ、買い一服後は上値を重くした。
国内のパラジウムは、買いが優ったNY相場や為替動向からプラス圏で推移し反発。買取では1gあたり3,461円(+16円)と、3営業日ぶりに値を上げ、高値圏内へ再浮上しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/25 3461円 (+16円)
08/24 3445円 (-11円)
08/23 3456円 (-11円)
08/22 3467円 (+43円)
08/21 3424円 (±0円)
08/18 3424円 (-21円)
08/17 3445円 (+102円)
08/16 3343円 (+6円)
08/10 3337円 (-16円)
08/09 3353円 (+5円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,416円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:05現在の金相場は1トロイオンス1287.45ドル、パラジウムは938.90ドル、為替は1$109円66銭前後の値動きで推移しております。