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【金相場】先週末26日の金相場は反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1215.40ドル(-6.50ドル)で取引きを終了。この日発表された米の第2四半期国内総生産(GDP)が上方修正された事を受け、外為市場でドルが上昇。ドル建ての金は割高感から相場を圧迫し売りが優勢に。また、株式相場が上昇した事や、週末・月末を前にした持ち高調整からも金の売り材料となり、マイナス圏でこの日の取引きを終了した。
先週末(26日)のNY金相場は、前週末(19日)終値比 1トロイオンス-1.20ドル(約-0.1%)と、ほぼ横ばいながらマイナスで越週となりました。 5営業日(22日?26日)の金平均価格は1トロイオンス1219.34ドル。
≪NY金相場 先週の値動き(9月22日~9月26日)≫
9/22 1217.90ドル (+1.30ドル)
9/23 1222.00ドル (+4.10ドル)
9/24 1219.50ドル (-2.50ドル)
9/25 1221.90ドル (+2.40ドル)
9/26 1215.40ドル (-6.50ドル)
※前週末比:1トロイオンス-1.20ドル(約-0.1%)
(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1219.34ドル)
国内の金相場は週末の海外相場は値を下げたものの、為替が円安・ドル高で推移した事を受け続伸。買取ベースでは4,584円(+13円)と、2営業日上伸し19日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。
【パラジウム相場】先週末26日のニューヨークパラジウム相場は続落。中心限月の12月限は1トロイオンス783.80ドル(-18.95ドル)と、2営業日値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは売りが優勢となった前日の流れを継ぎ序盤から軟調に推移。銀を除いた他貴金属も軟調に推移する中、パラジウムも米のGDPが上方修正され、ドルが上伸した事や、需供逼迫懸念の後退、テクニカルの悪化から売りが加速し、中心終値ではおよそ5ヶ月ぶりとなる4月22日相場以来の安値でこの日の取引きを終了した。また、ウクライナ停戦合意を受け供給安定化への前進や、欧州・中国の景気減速懸念から需要鈍化の観測も引き続き意識された事も売り材料となった。現在パラジウムはこの日年初来安値を更新したプラチナ(26日ニューヨーク相場)同様に調整地合いとなっており、場合によってはもう一段下押される可能性もあり動向に注視が必要。
先週(9月22日~9月26日)のNYパラジウム相場は値を上げた日が2日、下げた日が3日。週末終値(9月26日:783.80ドル)では、前週末(9月19日:812.60ドル)終値比 1トロイオンス-28.80ドル(-3.5%)と、4週連続マイナスで越週となりました。 5営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス805.11ドル。
≪NYパラジウム相場 先週の値動き(9月22日~9月26日)≫
9/22 803.15ドル (-9.45ドル)
9/23 815.80ドル (+12.65ドル)
9/24 820.05ドル (+4.25ドル)
9/25 802.75ドル (-17.30ドル)
9/26 783.80ドル (-18.95ドル)
※前週末比:1トロイオンス-28.80ドル(-3.5%)
(5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス805.11ドル)
国内のパラジウム相場は軟調に推移した週末の海外相場を映して続落。買取では1gあたり2,932円(-60円)と、7月1日相場以来およそ3か月ぶりの安値圏へ軟化。同白金族のプラチナ同様、現在調整地合いとなっております。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金は1トロイオンス1218.80ドル、パラジウムは782.65ドル、為替は1$109円42銭前後の値動きで推移しております。