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【金相場】週明け18日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利上げ観測の再燃や、投資家のリスク選好意欲の回復を背景に続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1310.80ドル(-14.40ドル)と、売り優勢で取引きを終了。前週に発表された8月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る内容だったことから、FRBが「年内あと1回」と想定する追加利上げ観測が再び台頭。金利を生まない金商品の魅力が後退する中、売り地合いが継続した。また、ハリケーン被害や北朝鮮情勢に対する警戒感から過度に冷え込んでいた投資家心理が回復。米株価が連日にわたり史上最高値を更新するなど、リスクオフの巻き戻しが進む形で金を手放す動きも進み、マイナス圏で取引きを終えた。投資家の注目は19-20両日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)に移り、政策金利を据え置くと広く予想されているが、年内の利上げ確率や、バランスシート縮小計画の開始が発表されるかどうかが注目点となっている。
連休明け国内の金相場は、週末や週明けのNY相場が下振れたことを映して、マイナス圏へ反転。買取ベースでは1gあたり5,020円(-25円)と、直近高値から値を落とし、反落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
09/19 5020円 (-25円)
09/15 5045円 (+24円)
09/14 5021円 (-20円)
09/13 5041円 (+53円)
09/12 4988円 (+7円)
09/11 4981円 (-47円)
09/08 5028円 (+28円)
09/07 5003円 (-5円)
09/06 5008円 (-21円)
09/05 5029円 (-16円)
直近10日間の金相場平均価格:5,016円/g
【パラジウム相場】週明け18日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりを背景に堅調地合いを維持し続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス930.45ドル(+8.70ドル)と、プラス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高進行に伴う割高感から、序盤は売りが先行し安寄りした。ただ、その後はリスク選好ムードから世界的に株式相場も堅調となり、米国株式は連日で過去最高値を更新。株高につられる形でパラジウムにも買いが入ったほか、安値拾いにも相場を支えられ、プラス圏に反転した。
連休明け国内のパラジウムは、堅調となったNY相場高を映して上昇。買取では1gあたり3,564円(+86円)と、3営業日ぶりに大幅反発し、本日貴金属では唯一のプラス推移となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/19 3564円 (+86円)
09/15 3478円 (-58円)
09/14 3537円 (-43円)
09/13 3580円 (+102円)
09/12 3478円 (+27円)
09/11 3451円 (-75円)
09/08 3526円 (+32円)
09/07 3494円 (-65円)
09/06 3559円 (-81円)
09/05 3640円 (-48円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,531円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1309.85ドル、パラジウムは930.78ドル、為替は1$111円54銭前後の値動きで推移しております。