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【金相場】21日のNY金相場は、FRBが前日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に追加利上げに前向きな姿勢を示したことから、ドル高の流れに相場を圧迫され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1294.80ドル(-21.60ドル)と、マイナス圏で推移し、中心終値では8月25日以来およそ4週間ぶりの安値に戻して取引きを終了。FRBは前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、10月から保有資産の縮小を始めると発表。併せて年内にあと1回利上げする見通しを示した。FOMCを受けて外国為替市場でドルが買われた事から、ドル建ての金に割高感が強まり発表直後の時間外取引より金は売りが優勢となった。その後、日中取引では発表された9月フィラデルフィア連銀製造業指数の上昇や、米新規失業保険申請件数が減少するなど、堅調となった経済指標も金への圧迫要因となり売りが継続したが、ドル高一服を受けて下げも一服となった。
国内の金相場は、売りが優ったNY相場を映して続落。買取ベースでは1gあたり4,998円(-24円)と、マイナス圏で推移し、12日相場以来およそ1週間ぶりの安値圏に戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
09/22 4998円 (-24円)
09/21 5022円 (-10円)
09/20 5032円 (+12円)
09/19 5020円 (-25円)
09/15 5045円 (+24円)
09/14 5021円 (-20円)
09/13 5041円 (+53円)
09/12 4988円 (+7円)
09/11 4981円 (-47円)
09/08 5028円 (+28円)
直近10日間の金相場平均価格:5,018円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、ドル高や他貴金属の軟調から上値を重くするも、引き続き安値拾いによる買いが入り上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス911.55ドル(+1.40ドル)と、小幅ながら値を伸ばし、プラス圏で取引きを終了。前日引け後に公表されたFOMCでは、政策金利の据え置きと保有資産の縮小開始を決定。FOMC参加者による政策金利見通しでは、これまでの想定通り「年内あと1回」の利上げを堅持したほか、来年3回の利上げ想定回数なども据え置いた。FRBが市場の想定よりもタカ派的な姿勢を示したことから、外為市場ではドル高が進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割高感から一時売りに反転した。その後、日中取引きでは発表された9月フィラデルフィア連銀製造業指数が堅調となったほか、供給逼迫との見方が相場の下支えとなりプラス圏に浮上。他貴金属が軟調となっている事から積極的な買いにはつながらなかったものの、ドル高一服も買い要因となり、この日もプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、小動きな展開となったNY相場を映して方向感の乏しい展開に。買取では1gあたり3,505円(±0円)と、前日比変わらずの横ばいとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/22 3505円 (±0円)
09/21 3505円 (+22円)
09/20 3483円 (-81円)
09/19 3564円 (+86円)
09/15 3478円 (-58円)
09/14 3537円 (-43円)
09/13 3580円 (+102円)
09/12 3478円 (+27円)
09/11 3451円 (-75円)
09/08 3526円 (+32円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,510円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1298.75ドル、パラジウムは915.30ドル、為替は1$111円72銭前後の値動きで推移しております。