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【金相場】週明け25日のNY金相場は、北朝鮮情勢をめぐる緊張が再び高まる中、リスク回避目的の買いなどが入り上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1311.50ドル(+14.00ドル)と続伸し、再度1300ドル台に戻して取引きを終了。この日の金相場は、未明から外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが進行し、ドル建てで取引される金商品は序盤は軟調に推移した。しかし、その後は北朝鮮情勢への警戒や、欧米株安を受けて流れが反転。北朝鮮の外相が25日、米空軍の戦略爆撃機が北朝鮮東方の国際空域を飛行したことに「我々の領空内でなくとも打ち落とす権利がある」と反発した。これまでのトランプ米大統領の発言を「明確な宣戦布告だ」と批判したことも合わせ、米朝対立への警戒感が一段と強まった事から、リスク回避が高まり、安全資産としての金を買う動きが広がった。
国内の金相場は、リスク回避要因から買われたNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり5,029円(+25円)と続伸し、20日相場以来およそ1週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
09/26 5029円 (+25円)
09/25 5004円 (+6円)
09/22 4998円 (-24円)
09/21 5022円 (-10円)
09/20 5032円 (+12円)
09/19 5020円 (-25円)
09/15 5045円 (+24円)
09/14 5021円 (-20円)
09/13 5041円 (+53円)
09/12 4988円 (+7円)
直近10日間の金相場平均価格:5,020円/g
【パラジウム相場】週明け25日のNYパラジウム相場は、このところの上昇に対する利益確定売りや、リスク回避姿勢の高まりを背景に売りが優り反落。中心限月の12月限は1トロイオンス909.70ドル(-10.15ドル)と、4営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、リスク選好地合いから堅調となった前週末相場の流れを引き継ぎ序盤は買いが先行した。その後、北朝鮮外相の発言をきっかけとしたリスク回避の動きから欧米株価が軟調となると、パラジウムも次第に売りに反転。また、前日まで3日続伸していた事から、反動売りも出やすかったため相場はマイナス圏に沈下した。 北朝鮮の李容浩外相がこの日ニューヨークで記者会見し、トランプ米大統領が「(北朝鮮は)長くはないだろう」と発言したことについて、「彼(トランプ氏)は宣戦布告をした」と主張。その上で、北朝鮮には米戦略爆撃機の撃墜を含む「自衛的な対応を取るあらゆる権利がある」と警告し、米朝対立への警戒感が一段と高まった。
国内のパラジウムは、利確売りや地政学的リスク要因に押されたNY相場を映して、マイナス圏へ沈下。買取では1gあたり3,478円(-54円)と、4営業日ぶりに値を下げ反落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/26 3478円 (-54円)
09/25 3532円 (+27円)
09/22 3505円 (±0円)
09/21 3505円 (+22円)
09/20 3483円 (-81円)
09/19 3564円 (+86円)
09/15 3478円 (-58円)
09/14 3537円 (-43円)
09/13 3580円 (+102円)
09/12 3478円 (+27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,514円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1312.70ドル、パラジウムは916.55ドル、為替は1$111円64銭前後の値動きで推移しております。