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【金相場】17日のNY金相場は、外国為替市場でドル高・ユーロ安が先行する中、割高感などから売りが優り続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1286.20ドル(-16.80ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。米労働省が朝方発表した9月の輸入物価指数が前月値・市場予想を共に上回り良好な内容となった事から、外為市場ではドル高・ユーロ安の展開となり、金は序盤より軟調に推移。 また、このところの過度な地政学リスクがやや後退し、株式などリスク選好意欲が高まった事から逃避目的として買い支えられていた金需要が一服し、利益確定の売りが出たことも相場を下押しする要因となった。このほか、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が15日の講演で、「年内あと1回」の利上げを維持する考えを示唆したことに加え、次期FRB議長人事をめぐりイエレン現議長よりもタカ派色が濃いとされるスタンフォード大のジョン・テイラー教授が有力候補に浮上したとの報なども、金利を生まない資産である金には売り圧力が掛かり、売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、売りが優ったNY相場を映して続落。買取ベースでは1gあたり4,976円(-25円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
10/18 4976円 (-25円)
10/17 5001円 (-23円)
10/16 5024円 (+26円)
10/13 4998円 (-15円)
10/12 5013円 (+21円)
10/11 4992円 (+7円)
10/10 4985円 (+49円)
10/06 4936円 (-22円)
10/04 4947円 (+6円)
直近10日間の金相場平均価格:4,983円/g
【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場は、売り買いまちまちの小動きな展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス975.95ドル(-0.35ドル)と、小幅ながら値を落とし続落して取引を終了。この日のパラジウムは、利益確定売りに押された前日相場の反動から序盤は安値を拾われ小高く推移した。ただ、その後はドルの値動きや、米経済指標を眺めて売り買いまちまちとなり膠着。発表された9月の輸入物価指数が良好となった事で、ドル高・ユーロ安が進み相場を圧迫されるも、9月米鉱工業生産がまずまずな内容となったほか、住宅指数の堅調さが意識され、株高が進む中、パラジウムも押し目を買われ前日終値水準まで戻して取引を終えた。
この日のプラチナ清算値は7.30ドル安の1トロイオンス934.80ドル。(続落)10月17日時点でのNY白金と、NYパラジウムの逆鞘は41.15ドル(パラジウム高)となった。
国内のパラジウムは、Ny相場では小幅安に振れたものの為替が円安に傾斜した事から下げを戻して上昇。買取では1gあたり3,775円(+33円)と、プラス圏で推移し反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/18 3775円 (+33円)
10/17 3742円 (-54円)
10/16 3796円 (+54円)
10/13 3742円 (+43円)
10/12 3626円 (+97円)
10/11 3602円 (+22円)
10/10 3580円 (-54円)
10/06 3634円 (+70円)
10/05 3564円 (+16円)
10/04 3548円 (+33円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,668円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。15:20現在の金相場は1トロイオンス1286.75ドル、パラジウムは985.30ドル、為替は1$112円33銭前後の値動きで推移しております。