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2014年10月03日金相場-今週5営業日の価格推移

2日のニューヨーク金相場は小反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1215.10(-0.40ドル)とほぼ横ばいながら小幅に値を下げて取引きを終了。この日行われた欧州中央銀行(ECB)理事会で市場の予想に反しニュートラルな政策内容となった事を受け、外国為替市場ではユーロが上昇し、ドルが下落。ドル建てで取引される金に割安感が生じた事や、香港の民主化デモが続くとの観測も支援材料となり一時前日高値圏まで上昇。その後、米の新規失業保険申請件数が発表され市場予想を下回り減少した事で上げ幅を消すも、8月の製造業受注は予想を大きく下回った事で下値は限定的となり、結局この日は小幅な値動きとなった。市場は今夜発表予定の米の9月雇用統計に関心が高まっている。


国内の金相場は為替が円高・ドル安に振れた事で反落。買取ベースでは1gあたり4,538円(-21円)となりました。

今週5営業日(9月29日~10月3日)の金の値動きは、値を上げた日が2日(9月29日・10月2日)、値を下げた日が3日(9月30日・10月1日・3日)。週明け29日の国内相場は前週末の海外相場は値を下げたものの、国内では為替が円安・ドル高で推移した事を受け続伸。翌30日は前日の海外相場では香港での民主化を求めるデモを受け株安・ドル安を背景に反発したものの、国内相場は為替が円高に推移した事で3営業日ぶりにマイナスに転じ反落。1日は外為市場でドルが上昇した事を受け、ドル建ての金相場は割高感から相場を圧迫され海外相場が反落。国内相場も海外相場を映して値を下げ、買取では1gあたり4,557円(-17円)と2営業日続落。昨日2日は米欧の経済指標が低調な内容となった事で株式相場が下落。ドルが主要通貨に対し下落した事もあり、相対的に金は買われ海外相場は反発。国内相場もほぼ横ばいながら小幅に値を上げプラス圏へ。本日は前日の海外相場では小動きな展開となったものの、欧州中央銀行(ECB)の政策内容を受け、外為市場でユーロが上昇し、ドルが下落。国内相場では円高・ドル安に振れた事で反落し、買取ベースでは1gあたり4,538円(-21円)と、8/1相場以来およそ2ヵ月ぶりの安値水準となりました。

今週の金相場は最高値:4,584円(9/29相場)、最安値:4,538円(10/3相場)、平均価格は4562.4円/gとなっており、平均価格では前週(22日~26日)平均の4569.5円/gに対し、1gあたり-7.1円(+0.1%)とほぼ横ばいながら2週間ぶりにマイナスとなりました。週間5営業日の値動きは以下の通り。

【今週5営業日の金相場価格推移(買取ベース)】

09/29   4584円 (+13円)※最高値

09/30   4574円 (-10円)

10/01   4557円 (-17円)

10/02   4559円 (+2円)

10/03   4538円 (-21円) ※最安値

今週5営業日の金平均価格:4,562.4円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金は1トロイオンス1212.90ドル前後で推移しております。