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【金相場】先週末3日のニューヨーク金相場は続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1192.90ドル(-22.50ドル)と、大きく値を下げ取引きを終了。この日発表された米の9月の雇用統計が市場予想を上回った事や、失業率の低下を受け外為市場でドルが大きく上昇。ドル建ての金は割高感から相場を圧迫された事や、株式相場が上昇に転じた事も売り材料となり、マイナス圏で週末の取引きを終了した。
先週末(3日)のNY金相場は、前週末(26日)終値比 1トロイオンス-22.50ドル(約-1.8%)と、マイナスで越週となりました。 5営業日(9月29日〜10月3日)の金平均価格は1トロイオンス1210.78ドル。
≪NY金相場 先週の値動き(9月29日~10月3日)≫
09/29 1218.80ドル (+3.40ドル)
09/30 1211.60ドル (-7.20ドル)
10/01 1215.50ドル (+3.90ドル)
10/02 1215.10ドル (-0.40ドル)
10/03 1192.90ドル (-22.20ドル)
※前週末比:1トロイオンス-22.50.ドル(約-1.8%)
(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1210.78ドル)
国内の金相場は先週末の海外相場の下落を映して続落。買取ベースでは4,478円(-60円)と、2営業日値を下げ6月18日相場以来およそ4か月ぶりの安値水準となりました。
【パラジウム相場】先週末3日のニューヨークパラジウム相場は続落。中心限月の12月限は1トロイオンス754.55ドル(-14.10ドル)と、2営業日値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは売りが優勢となった前日の流れを継ぎ序盤から軟調に推移。金を始め他貴金属も軟調に推移する中、パラジウムも米の経済指標(9月雇用統計・9月失業率)が良好な内容となった事をきっかけに、ドルが急伸した事や、需供逼迫懸念の後退、テクニカルの悪化から売りが加速し、中心終値ではおよそ7ヶ月ぶりとなる3月3日相場以来の安値で週末の取引きを終えた。また、欧州・中国の景気減速懸念から需要鈍化の観測も引き続き意識された事も売り材料となった。年初来安値を更新し、現在弱気で推移しているプラチナ同様に調整地合いとなっており、場合によってはもう一段下値を伺う可能性もあり動向に注視が必要。
先週(9月29日~10月3日)のNYパラジウム相場は値を上げた日が2日、下げた日が3日。週末終値(10月3日:754.55ドル)では、前週末(9月26日:783.80ドル)終値比 1トロイオンス-29.25ドル(-3.7%)と、5週連続マイナスで越週となりました。 5営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス774.48ドル。
≪NYパラジウム相場 先週の値動き(9月29日~10月3日)≫
09/29 789.50ドル (+5.70ドル)
09/30 775.15ドル (-14.35ドル)
10/01 784.55ドル (+9.40ドル)
10/02 768.65ドル (-15.90ドル)
10/03 754.55ドル (-14.10ドル)
※前週末比:1トロイオンス-29.25ドル(-3.7%)
(5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス774.48ドル)
国内のパラジウム相場は軟調に推移した週末の海外相場を映して続落。買取では1gあたり2,781円(-86円)と、5月12日相場と並んでおよそ5か月ぶりの安値水準へ軟化。プラチナが年初来安値を更新し、昨年10月以来およそ1年ぶりの安値水準で推移するなど白金族は現在調整地合いとなっております。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金は1トロイオンス1188.25ドル、パラジウムは748.50ドル、為替は1$109円66銭前後の値動きで推移しております。