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【金相場】26日のNY金相場は、欧州中央銀行(ECB)理事会を受けてユーロ安・ドル高が進む中、ドル建ての金相場は割高感に押され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1269.60ドル(-9.40ドル)と、マイナス圏に転じて取引を終了。この日の金相場は、序盤は方向感に乏しく全体的に小動きな展開となった。その後、欧州中央銀行(ECB)がこの日の定例理事会で、来年から量的緩和政策の規模は縮小したものの、9月までは継続する方針を決定したことを受け、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。ドル建てで取引される金商品に割高感が生じ相場を圧迫された。また、欧米株価が上伸したほか、米連邦準備理事会(FRB)次期議長に金融引き締めに前向きとされるテイラー前財務次官が指名されるとの思惑もくすぶり、この日は売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、ドル高に圧迫されたNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,977円(-29円)と、マイナスに転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
10/27 4977円 (-29円)
10/26 5006円 (+2円)
10/25 5004円 (-9円)
10/24 5013円 (+5円)
10/23 5008円 (+1円)
10/20 5007円 (+21円)
10/19 4986円 (+10円)
10/18 4976円 (-25円)
10/17 5001円 (-23円)
10/16 5024円 (+26円)
直近10日間の金相場平均価格:5,000円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、ドル高が進行するも、欧米株が堅調となったほか、押し目買いが入り上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス968.10ドル(+10.00ドル)と反発し、プラス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は売りが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ小安く推移した。その後、欧州中央銀行(ECB)理事会を受けてユーロ安・ドル高が進むも、欧州株が全面高となったほか、米国株も堅調に推移した事につられ、パラジウムもプラスサイドに浮上。米税制改革実現への期待感や、投資家のリスク意欲の高まりからパラジウムの買いも旺盛となり、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買いが優勢となったNY相場高を受けて上昇。買取では1gあたり3,769円(+21円)と反発し、プラス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/27 3769円 (+21円)
10/26 3748円 (-5円)
10/25 3753円 (+27円)
10/24 3726円 (-65円)
10/23 3791円 (+81円)
10/20 3710円 (-5円)
10/19 3715円 (-60円)
10/18 3775円 (+33円)
10/17 3742円 (-54円)
10/16 3796円 (+54円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,753円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1269.75ドル、パラジウムは965.30ドル、為替は1$114円18銭前後の値動きで推移しております。