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【金相場】週末27日のNY金相場は、スペイン東部カタルーニャ自治州議会の独立宣言をめぐる政治的混乱を背景に買われ小反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1271.80ドル(+2.20ドル)と、小幅ながらプラスに転じて取引を終了。この日発表された7-9月期米国内総生産(GDP)速報値は市場予想を上回り、ユーロ安・米ドル高が進行した事を受けて、金商品は割高感が意識され序盤は売りが先行した。しかし、スペイン・カタルーニャ自治州議会が独立に関する動議を賛成多数で可決し、スペインからの独立を宣言したことを受けて逃避目的から金買いが旺盛となり相場は反転。また、トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)次期議長にパウエル理事を指名する方向に傾いていると報じられたことも、買いの支援材料となり結局プラス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、小幅ながら買いが優った週末のNY相場を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,987円(+10円)と、プラスサイドに転じ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
10/30 4987円 (+10円)
10/27 4977円 (-29円)
10/26 5006円 (+2円)
10/25 5004円 (-9円)
10/24 5013円 (+5円)
10/23 5008円 (+1円)
10/20 5007円 (+21円)
10/19 4986円 (+10円)
10/18 4976円 (-25円)
10/17 5001円 (-23円)
直近10日間の金相場平均価格:4,997円/g
【パラジウム相場】週末27日のNYパラジウム相場は、スペイン情勢に対する懸念が圧迫要因となったほか、週末を控えた持ち高調整売りに押され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス9.85ドル安の958.25ドルで取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高進行に伴う割高感から序盤より安寄りした。また、スペイン・カタルーニャ自治州議会が独立に関する動議を賛成多数で可決し、スペインからの独立を宣言したことを受けて投資家心理が後退。週末を控えていた事もあって、手じまい売りから下げ幅を拡大する展開となった。ただ、7-9月期の米国国内総生産(GDP)速報値が堅調な内容となった事で米国株が底堅く推移する中、パラジウムにも買い支えが入り、中盤以降は売り一服となった
この日のプラチナ清算値は7.50ドル安の1トロイオンス914.60ドル。(続落)10月27日時点でのNY白金と、NYパラジウムの逆鞘は43.65ドル(パラジウム高) となった。
国内のパラジウムは、マイナスに転じた週末のNY相場を受けて反落。買取では1gあたり3,764円(-5円)と、小幅ながら値を落とし反落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/30 3764円 (-5円)
10/27 3769円 (+21円)
10/26 3748円 (-5円)
10/25 3753円 (+27円)
10/24 3726円 (-65円)
10/23 3791円 (+81円)
10/20 3710円 (-5円)
10/19 3715円 (-60円)
10/18 3775円 (+33円)
10/17 3742円 (-54円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,749円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1274.65ドル、パラジウムは969.15ドル、為替は1$113円59銭前後の値動きで推移しております。